あの日の空 ?
彼がいたからきっとあたしは今、笑っていられるんだね、
彼がいたからきっとあたしは今、ここに立っていられるんだね。
ありがとう、ありがとう 好きだよ。
あたしはどこにでもいるような不登校の女の子だ。別に、いじめられてるとかそういうわけじゃなかったけど行くのが億劫だった。周りに合わせたりするなんてあたしは嫌だ。やりたいことしたいし…。でもあたしには肝心のやりたいことがなかった。 今日も、また家に引きこもっていたら滅多に
ならない電話が鳴った。
『はい、もしもし?』
『お、川島か? お前も高3なんだからそろそろ学校へ来てみたらどうだ?みんな待ってるぞ!』
『…はい。』
『そうか、そうかそれじゃ早速いまからでも来ないか?』
『…はい、分かりました…。』
『それじゃ、待ってるぞ!! じゃあな!』
そう行って担任は電話を切った。短い電話だったとか思いながらクローゼットを開ける。ずっと着ていなかった白いブラウスが掛かっている。
あたしはブラウスを取り出し腕をそでに通す。なんとも変な気分だった。
リボンをして鞄を持って久しぶりに外の世界へ出る。
学校への通学路は土手がある。 そこの土手はきれいな川が流れてて、季節の花が咲き乱れている…。 ちょうど今は、秋だからコスモスがいっぱいだった。
「綺麗…。やっぱりここはいいなぁ。」
学校へ行くことを忘れてあたしはそこで足が止まってた。土手に寝転んで空を見上げた。
「今日の空、青いな〜…。」
と、見上げてるといきなり上から声がした。
「確かに今日の空は青いな!! いい感じに書けそうだ!」
あたしはビックリして飛び起きた。
「あ、ごめんね。ビックリさせちゃったね! あんまりにも気持ちよさそうに
寝てるもんだからついつい気になっちゃってさ。」
「…そうですか。それじゃあたしはもう行くんでどうぞ使ってください。」
「いや、いいよ。俺ただ単に絵を書きに来ただけだし…。」
「…それじゃあたし行くんで。」
あたしは、忘れていた学校へと足を進めた。
彼がいたからきっとあたしは今、ここに立っていられるんだね。
ありがとう、ありがとう 好きだよ。
あたしはどこにでもいるような不登校の女の子だ。別に、いじめられてるとかそういうわけじゃなかったけど行くのが億劫だった。周りに合わせたりするなんてあたしは嫌だ。やりたいことしたいし…。でもあたしには肝心のやりたいことがなかった。 今日も、また家に引きこもっていたら滅多に
ならない電話が鳴った。
『はい、もしもし?』
『お、川島か? お前も高3なんだからそろそろ学校へ来てみたらどうだ?みんな待ってるぞ!』
『…はい。』
『そうか、そうかそれじゃ早速いまからでも来ないか?』
『…はい、分かりました…。』
『それじゃ、待ってるぞ!! じゃあな!』
そう行って担任は電話を切った。短い電話だったとか思いながらクローゼットを開ける。ずっと着ていなかった白いブラウスが掛かっている。
あたしはブラウスを取り出し腕をそでに通す。なんとも変な気分だった。
リボンをして鞄を持って久しぶりに外の世界へ出る。
学校への通学路は土手がある。 そこの土手はきれいな川が流れてて、季節の花が咲き乱れている…。 ちょうど今は、秋だからコスモスがいっぱいだった。
「綺麗…。やっぱりここはいいなぁ。」
学校へ行くことを忘れてあたしはそこで足が止まってた。土手に寝転んで空を見上げた。
「今日の空、青いな〜…。」
と、見上げてるといきなり上から声がした。
「確かに今日の空は青いな!! いい感じに書けそうだ!」
あたしはビックリして飛び起きた。
「あ、ごめんね。ビックリさせちゃったね! あんまりにも気持ちよさそうに
寝てるもんだからついつい気になっちゃってさ。」
「…そうですか。それじゃあたしはもう行くんでどうぞ使ってください。」
「いや、いいよ。俺ただ単に絵を書きに来ただけだし…。」
「…それじゃあたし行くんで。」
あたしは、忘れていた学校へと足を進めた。
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