クリスタルクラッシュ11―?
「明らかに自殺行為だがな」
リカルドは苦笑して、言った。
「どういう連中なんだ?」
「わからん。ただ、宰相府とパイプがある奴らである事は確実だ」
「ふむ…」
エナンは小さく唸った。
「まあ、戦争がそいつらによって回避されるのならありがたいんだがな」
リカルドは懐から二つ折りにした紙を取り出すと、エナンに手渡した。
「これは?」
「軍隊の内訳と陣形が書いてある。やるよ」
「いいのか?」
「お前は宰相府にいる俺より捕まるリスクが高いからな」
彼はニヤリと笑って、エナンの肩を軽く叩いた。
エナンは手渡された紙を広げて内容を確認すると、
「すまん。ありがたく頂戴する」
と、言って頭を下げた。
「礼には及ばんよ」
リカルドは照れくさそうに笑って、頭を掻いた。
「隊長」
「どうした?セルビス」
クリスタルクラッシュ部隊隊長ガリードは剣の手入れをしながら、セルビスを見た。
セルビスは短く整った髪を掻きながら、
「手紙はどのように送ればよろしいのでしょうか?」
と、言いながら手紙を取り出した。
「母親にか?」
「ええ。この半年間、ロクに顔を見せていませんでしたから」
「なるほど」
ガリードは剣を壁にたてかけると、デスクから小さな紙を取り出してサインした。
「これを手紙に貼り付けて、輸送部隊に渡せ。王都の郵便屋に届けてもらえるはずだ」
リカルドは苦笑して、言った。
「どういう連中なんだ?」
「わからん。ただ、宰相府とパイプがある奴らである事は確実だ」
「ふむ…」
エナンは小さく唸った。
「まあ、戦争がそいつらによって回避されるのならありがたいんだがな」
リカルドは懐から二つ折りにした紙を取り出すと、エナンに手渡した。
「これは?」
「軍隊の内訳と陣形が書いてある。やるよ」
「いいのか?」
「お前は宰相府にいる俺より捕まるリスクが高いからな」
彼はニヤリと笑って、エナンの肩を軽く叩いた。
エナンは手渡された紙を広げて内容を確認すると、
「すまん。ありがたく頂戴する」
と、言って頭を下げた。
「礼には及ばんよ」
リカルドは照れくさそうに笑って、頭を掻いた。
「隊長」
「どうした?セルビス」
クリスタルクラッシュ部隊隊長ガリードは剣の手入れをしながら、セルビスを見た。
セルビスは短く整った髪を掻きながら、
「手紙はどのように送ればよろしいのでしょうか?」
と、言いながら手紙を取り出した。
「母親にか?」
「ええ。この半年間、ロクに顔を見せていませんでしたから」
「なるほど」
ガリードは剣を壁にたてかけると、デスクから小さな紙を取り出してサインした。
「これを手紙に貼り付けて、輸送部隊に渡せ。王都の郵便屋に届けてもらえるはずだ」
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- クリスタルクラッシュ11―14
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