sound of you 44
「よかったっすよ。ヤスさんから借りたマスク、ウケました。」
綾川くんが親しげにマスターと話す。どうやらこのマスターが『ヤスさん』みたいだ。坊主頭に肩耳だけピアスをしていて、30代前半くらいだ。
綾川くんはダウンのポケットからマスクを取り出し、ヤスさんへ渡す。
「ヤスさん。BGM消えてるよ。」
綾川くんが言うと、
「ホントだ、奥でN○Kの紅白見てたから気づかなかった。」
ヤスさんはそう言いながらカウンターの奥へ行った。
さっきから少し置いてきぼりだった私に気づき、綾川くんが椅子に座るよう促してくれる。
少しすると、スピーカーからJAZZのメロディーが流れだす。
…路地に流れてたJAZZはこの店か…。
一人で納得していると、奥からヤスさんが戻ってきた。
「ん?あれ?お嬢さん、マサの彼女かと思ってた!」
ヤスさんは私の顔をマジマジと見てきた。
「姉妹揃って美人だね。」
お姉ちゃんも来たことあるバーだと知り、さっきより居心地が良くなった。
「何か飲む?」
綾川くんが聞いてきた。
「温かいのがあれば…」
私がそう答えると、
「じゃあホットココアとホットコーヒー。」
綾川くんがヤスさんに注文した。
綾川くんが親しげにマスターと話す。どうやらこのマスターが『ヤスさん』みたいだ。坊主頭に肩耳だけピアスをしていて、30代前半くらいだ。
綾川くんはダウンのポケットからマスクを取り出し、ヤスさんへ渡す。
「ヤスさん。BGM消えてるよ。」
綾川くんが言うと、
「ホントだ、奥でN○Kの紅白見てたから気づかなかった。」
ヤスさんはそう言いながらカウンターの奥へ行った。
さっきから少し置いてきぼりだった私に気づき、綾川くんが椅子に座るよう促してくれる。
少しすると、スピーカーからJAZZのメロディーが流れだす。
…路地に流れてたJAZZはこの店か…。
一人で納得していると、奥からヤスさんが戻ってきた。
「ん?あれ?お嬢さん、マサの彼女かと思ってた!」
ヤスさんは私の顔をマジマジと見てきた。
「姉妹揃って美人だね。」
お姉ちゃんも来たことあるバーだと知り、さっきより居心地が良くなった。
「何か飲む?」
綾川くんが聞いてきた。
「温かいのがあれば…」
私がそう答えると、
「じゃあホットココアとホットコーヒー。」
綾川くんがヤスさんに注文した。
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