スカバンburn!!〜夢〜 -111- 気づいてよ!
秋「彼女の気持ちを考えて何も言えなかったんじゃないん?」
伸「…」
秋「ノブく…」
伸「…いや…ちゃうな」
秋「え…?」
伸「結局、俺の気持ちも中途半端やったんや。俺の気持ちの弱さが…」
秋「…ちが…」
伸「秋ちゃんと一緒やな…人を好きになるのって簡単じゃないな。」
秋奈がうつ向いたまま、首を横に振った
――それでも、うちはやっと……今、うちは…――
伸「ましてやほんまの両想いなんて奇跡やんな。いーなー、俺にも来んかな。そんな奇跡」
いつもと違って寂しそうな声に秋奈はうつむいたままだった
秋「……」
伸「…はあ…もうやめよっか。こんな話…」
秋「…」
伸「…」
秋「…」
伸「…秋ちゃんはいつまで東京におるん?」
秋「……わからへん…何で?」
伸「まだ大阪帰る気ないん?」
秋「…何で?」
伸「東京来てから聖ちゃんも拓朗もずっと秋ちゃんの心配ばっかしてる」
秋「…わかってる……でも…」
伸「2人とも勉強とかいろいろあるし、それに…」
秋「うちが帰った方がいいって言いたいん?」
伸「…」
秋「…」
伸昭は黙ったまま、秋奈の顔も見ない。秋奈はそのまま逃げるようにその場を去った
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