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スカバンburn!!〜夢〜 -115- 邪魔する君

[342]  きゃしー  2010-12-30投稿

ちょうどその頃、コンビニへの向かう道の途中で、拓朗の携帯が鳴っていた。

拓「もしもし?」

伸『ちゃんと注意して見とくんじゃなかったんかよ!』

突然怒鳴られ、慌てて拓朗は携帯を耳から離した

拓「…ノブ夫?」

伸『何で朝から秋ちゃん一人で、俺んちまで来てんの?何かあったら心配やからって、注意してお前らが見とくってなったんじゃないん?!』

拓「…はい、すみません…汗…でも、皆が朝起きた時にはもう居らんかってんもん。てか、そういうお前も秋を一人で帰らすなんて、人のこと言えんやんけ」

伸『…はあ…確かにそうや』

突然低くなる伸昭の声

拓「何、喧嘩したわけ?怒鳴ったりへこんだり…」

伸『俺さ、めちゃくちゃ器用な人間やねん』

拓「…うん、知ってるで?」

伸『でも、最近、自分の不器用さを思い知らされて、ほんまへこむ』

ますます沈んだ伸昭の声に、拓朗は思わず吹き出しかけた

拓「何、へこんでるん?」

伸『うん。』

拓「お前らしくないなぁ」

伸『自分でもそう思うわ。ずっとマイペースに来れてたのに、最近ずっとペース崩されてばっかり』

拓「それだけお前の気持ちの中に今、秋が入りこんでるってことやろ?」

伸『…そうなんかな』

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