携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> sound of you 48

sound of you 48

[323]  フラン子  2010-12-31投稿
「違うよ。」

気持ちを落ち着かせるため少し深めに呼吸をした。

「メールしなかったのは恥ずかしくて…、さっき出ようとしたのは………なんか…綾川くんが遠い存在な気がして…」

「遠い存在って?」

綾川くんが聞いてくる。


「えーと、世界が違うっていうか…」

「なんで?」

また綾川くんが聞いてくる。



「…だって、綾川くんは大人っぽいし」

私はマグカップの口を親指で触りながら話す。

「……大人?」

綾川くんは全く私の話す内容が理解できないらしく、オウム返しのように聞いてくる。


誤解を早く解くために私は綾川くんを見て言った。



「とにかくッ!!私は綾川くんの作った曲大好きだから…、飽きたとか1ミリも思ってないよ。」


綾川くんはこちらを見ずに口に手をあてて向こうをむいたまま固まっている。


「…誤解させてゴメン」

私が謝ると、耳を赤くした綾川くんがテーブルに突っ伏し、「ありがと…」と呟いた。




ガタァァァーン!!

「ミツル!!はぁ、はぁ……やっと見つけた!お前コールかかってる!早くハコに戻れ!」


突然店のドアを開け、イベントスタッフが走り込んできた。

感想

感想はありません。

「 フラン子 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス