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チケット 10 〜信じてくれ〜

[392]  るー6  2011-01-02投稿
健太は、

「信じて。」

杏を無理矢理5番のエレベーターに乗せた。

5番のエレベーターに乗ったのは、大体10人程だった。

10秒後、アンドロイドが、

「さあ!全員乗ったね!1番に乗った人20人、2番に乗った人30人、3番に乗った人20人、4番に乗った人13人、5番に乗った人10人、では、ドア閉めるよ!モニターに注目してね!」

ゆっくりと、ドアが閉められた。

すると、モニターからアナウンスが流れるとともに、アンドロイド2号が姿を現した。

「ようこそ、アンダーワールドへ。最初のオープニングゲームは楽しんで頂けたかな?」

アナウンスを普通に聞いている人はいなかった。

皆、憔悴しきっていたのだ。

健太も、冷や汗をふきながらエレベーターに乗っていた。

すると杏が、

「ねえ。」

と話し掛けてきた。

健太は振り向くと、

「合っているんでしょ?」
「合っているさ、でも、もし違っていたら一緒に死のうよ。」

「いやだよ。なんであんたなんかと…。」

アナウンスは続いた。

「みなさん。それでは死のエレベーターを紹介します。死のエレベーターは…。」

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