携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> ・・ 空 ・・第2話「少女」

・・ 空 ・・第2話「少女」

[591]  ほち  2006-09-07投稿

「おいっ!!生きてるかっ!!??」

空牙は倒れている人を抱き上げた。それはまだ空牙と同い年ぐらいの少女で、少女の真っ白な肌が月の光りで照らされている。

「息がある!!」

空牙は少女を背に背負い、森を走りこの島でただ一つの診療所へと走った。診療所の明かりは当たり前だが消えていて、空牙は扉を叩いた。

「おっさん!!起きてくれ!!急患だ!!!!」

空牙が扉を叩き続けていると、診療所の明かりがつき、20代後半ぐらいのボサボサ頭に無精ひげの男が、頭をかきながら扉開けて顔を出した。

「・・空牙か・・何時だと思ってる」
「知るかよ!!おっさん急患だ!!」
「へっ??」
「この子海から流れて来たっ!!」
「何!??診療台に寝かせろ!!」

空牙は診療所の中へ入り、背に背負った少女をゆっくりと診療台の上へ寝かせた。

「お前は上の部屋で待ってろ。布団の用意でもしておけ」
「・・分かったよ」

空牙は階段を上がり診療所の2回にある8畳程の部屋に入った。襖を開けて布団を取りだし敷いて、ジッとその場に座り待っていた。

「開けてくれ」

襖を開けると医者は女の子を抱えて立っていた。空牙は医者と女の子を部屋に入れ、医者が少女を布団に寝かせるのを一歩後ろで見ていた。

「死んだのか??」
「バカ。縁起でもない事を言うな。時期に目を覚ます」

医者は軽く空牙の頭を叩いた。

「そうか・・」
「お前は一度家に帰って寝ろ」
「・・ああ、分かった」

空牙は少し安心した顔付きで家へと帰って行った。

感想

感想はありません。

「 ほち 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス