スカバンburn!!〜夢〜 -130- 君はどこ?
―――夢の中で、彼女は泣いていた
自分の想いが伝わらないって、もどかしそうな顔して俺を見つめてた―――
「ノブ…」
伸昭がかすかにその目を開けると、ぼやけた視界の中で自分を覗き込む心配そうな表情がすぐ目の前にあった
伸「…あき…」
「ノブーo(T□T)o!!!!!!」
突然抱きつかれ停止していた伸昭の思考がようやく動きだした
伸「・・・ちぃた(-_-)?」
ち「ノブ!!!!」
首元にしがみついたちひろが顔をあげた
伸「な、ん、で、お前やねん!」
ちひろの頭を押し返す伸昭
ち「わーん!やだあ〜!!」
伸「普通こういう時はなぁ、お前みたいな乙女な“男子”やなくてなぁ…」
拓「やっと目ぇ覚めたか」
ちひろの背後から拓朗が顔を覗かせた
伸「ああ…俺…あー!!!!」
聖「突然叫ぶなって」
拓朗のさらに後ろであぐらをかいてテレビを見ていた聖二が呟いた
伸「たく!秋ちゃんは?!」
拓「お前の記憶はどっから飛んでんの?ほら、そこにおるよ」
笑いながら拓朗が指さした
聖二のさらにその後ろ。リビングの端で泣きそうな顔して正座した秋奈がいた
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