恋人は背後霊12
第十二話 猫空のニュース
ピンポーン。
伊軽野御原家の玄関のチャイムが鳴る。
「いらっしゃい」
影香が出て出迎えた。
「今日わ。影香」
影香が出迎えたのは自分より二つ上の女性だ。
名を樹波亜希奈(きなみあきな)実は精霊で影香が姉と慕う人物である。
「亜希奈さん、いらっしゃい」
奥から京助が顔を出した。既に京助とも顔馴染みである。
「京助君、今日わ」
「亜希奈姉さん、兎に角上がって」
影香は亜希奈を居間に通した。
「しかし二人共、端から見ると完全に夫婦ね」
亜希奈の発言に京助はソファーから落ち、影香は顔を太陽の様に赤くした。
光江が聞いたら発狂しただろう。
「亜希奈さん、いきなり何ですか・・・・」
「まあ、この話は置いといて、本題に入りましょうか」
「亜希奈姉さん、変な前置きいらないから・・・・・」
「これが、問題の資料よ」
亜希奈は二人に何冊もの冊子を見せた。
「別次元の地球という星の極東の島国、日本の首都東京で可決された条例か」
「これじゃあ、猫空側もボイコットするわよ」
亜希奈が持って来たのは東京都青少年育成条例の資料だった。
「過激な性表現の漫画、アニメの規制となっているけど、東都郡のヰヒちゃんが私も規制されそうと言っていたので調べてみたら驚いたわ」
「確かにこれじゃあ、お上の気に入らんもんは皆規制と言っているもんだ」
「何処にそんな表現あるの?な四コマ漫画のお化けのヰヒちゃんも規制されそう」
三人は資料を更に見ると、猫空側の東京アニメフェアのボイコット企業の中に三急佰貨店の名前もあった。
「そうか、この佰貨店の広告塔、ヰヒだものね・・・・お化けも御用達の佰貨店」
三急佰貨店は猫空都に本店を置き、現在の広告塔が何とお化けという。
かなり度胸のある佰貨店である。
自分の所の広告塔が規制されるなら出店は出来ない。当然の判断だ。
「この話、長くなりそう」
「じゃあ影香、次に跨ぐか」
ここで終わりそうも無いので、十三話に続く
ピンポーン。
伊軽野御原家の玄関のチャイムが鳴る。
「いらっしゃい」
影香が出て出迎えた。
「今日わ。影香」
影香が出迎えたのは自分より二つ上の女性だ。
名を樹波亜希奈(きなみあきな)実は精霊で影香が姉と慕う人物である。
「亜希奈さん、いらっしゃい」
奥から京助が顔を出した。既に京助とも顔馴染みである。
「京助君、今日わ」
「亜希奈姉さん、兎に角上がって」
影香は亜希奈を居間に通した。
「しかし二人共、端から見ると完全に夫婦ね」
亜希奈の発言に京助はソファーから落ち、影香は顔を太陽の様に赤くした。
光江が聞いたら発狂しただろう。
「亜希奈さん、いきなり何ですか・・・・」
「まあ、この話は置いといて、本題に入りましょうか」
「亜希奈姉さん、変な前置きいらないから・・・・・」
「これが、問題の資料よ」
亜希奈は二人に何冊もの冊子を見せた。
「別次元の地球という星の極東の島国、日本の首都東京で可決された条例か」
「これじゃあ、猫空側もボイコットするわよ」
亜希奈が持って来たのは東京都青少年育成条例の資料だった。
「過激な性表現の漫画、アニメの規制となっているけど、東都郡のヰヒちゃんが私も規制されそうと言っていたので調べてみたら驚いたわ」
「確かにこれじゃあ、お上の気に入らんもんは皆規制と言っているもんだ」
「何処にそんな表現あるの?な四コマ漫画のお化けのヰヒちゃんも規制されそう」
三人は資料を更に見ると、猫空側の東京アニメフェアのボイコット企業の中に三急佰貨店の名前もあった。
「そうか、この佰貨店の広告塔、ヰヒだものね・・・・お化けも御用達の佰貨店」
三急佰貨店は猫空都に本店を置き、現在の広告塔が何とお化けという。
かなり度胸のある佰貨店である。
自分の所の広告塔が規制されるなら出店は出来ない。当然の判断だ。
「この話、長くなりそう」
「じゃあ影香、次に跨ぐか」
ここで終わりそうも無いので、十三話に続く
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