飛んでも世界14
第十四話 こちらでも語る
神天神社から黒い車が出てきた。
車体に三急のマークがあった。
清美は境内に入ると、由理香がいたので、先程の車の事を尋ねた。
「さっきのは三急の社長さんの車。別次元に出店する店舗の建設時のお祓いの話をしに来たようだけど」
「あらま、少し前まで赤字で悲鳴を上げていた企業が別次元に新店舗の話とはねゑ。お化けも御用達で儲かってるのね」
「だけど、新店舗の話、白紙にしたみたいで」
「ゑ!?」
何故、新店舗の話を白紙に。
その清美の疑問に由理香が答えた。
「何も、出店しようとした街、東京都っていうが漫画、アニメを規制する条例を作ったらしく、ヰヒを広告塔にしているから引っ掛かりそうとか」
「はい!なんじゃそりゃ!」
「なので、三急以外にも漫画、アニメのキャラクターを広告塔にしている企業は皆進出取り止めとか」
すると、由理香は袴から紙を出した。
「これって、進出を取り止めた企業の一覧とその条例!」
一覧を見終えた清美は溜息をつく。
「お上の機嫌一つでどうにでも出来る条例、嫌ねゑ。こりゃ進出取り止めにするわ」
「向こうの経済界は大量の企業進出取り止めに大慌てみたいで、今日も考え直して欲しいと偉い人が来たみたい」
実際にはこんな事はないが、猫空界では国際問題?に発展していた。
第十五話に続く
神天神社から黒い車が出てきた。
車体に三急のマークがあった。
清美は境内に入ると、由理香がいたので、先程の車の事を尋ねた。
「さっきのは三急の社長さんの車。別次元に出店する店舗の建設時のお祓いの話をしに来たようだけど」
「あらま、少し前まで赤字で悲鳴を上げていた企業が別次元に新店舗の話とはねゑ。お化けも御用達で儲かってるのね」
「だけど、新店舗の話、白紙にしたみたいで」
「ゑ!?」
何故、新店舗の話を白紙に。
その清美の疑問に由理香が答えた。
「何も、出店しようとした街、東京都っていうが漫画、アニメを規制する条例を作ったらしく、ヰヒを広告塔にしているから引っ掛かりそうとか」
「はい!なんじゃそりゃ!」
「なので、三急以外にも漫画、アニメのキャラクターを広告塔にしている企業は皆進出取り止めとか」
すると、由理香は袴から紙を出した。
「これって、進出を取り止めた企業の一覧とその条例!」
一覧を見終えた清美は溜息をつく。
「お上の機嫌一つでどうにでも出来る条例、嫌ねゑ。こりゃ進出取り止めにするわ」
「向こうの経済界は大量の企業進出取り止めに大慌てみたいで、今日も考え直して欲しいと偉い人が来たみたい」
実際にはこんな事はないが、猫空界では国際問題?に発展していた。
第十五話に続く
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