わたしの恋愛履歴書2-1
ケイと別れて1年たらず。進路も決まってダラダラしていた高3の冬。
わたしはその頃、チャットにはまっていて、暇さえあれば色んな人とバーチャルおしゃべりを楽しんでいた。
その中の1人、サトとはやたら気が合った。
サトは、九州に住んでいる高3。春から神奈川の大学に進学することが決まっていて、こっちに友達が欲しいと思っていた矢先、わたしと知り合ったらしい。
サトとの交流が、チャットからメールと電話に変わるまで、時間はかからなかった。
朝は、モーニングコール。
体育以外の授業中は、可能なかぎりメール。
バイト行く前に、行ってきますメール。
バイト終わったら、ただいまメール。
寝る前に、おやすみコール。
そんな日々が続いた。
まだ会ったことがないのに、サトの存在ががどんどんわたしの心に食い込んでいた。
聞き慣れない九州なまりとか。
寝る前に、いい夢みてねって普通に言えちゃうとことか。
…好きなのかも。
でも、会ったことないのに…?それって好きと言えるのかな。
でもでも、サトのことが、頭から離れない。
そんな葛藤をするようになった頃。
「そっちに行ってから言おうと思ってたんだけど、チヒロのことが好きなんだ。よかったら、付き合ってくれないかな?まだ会ったことないのに、こんなことを言うのは変に思われるかもしれないけど、不安になるんだ。チヒロが誰かにとられそうで…ごめんね急に。気持ちだけでも伝えたくて。めちゃくちゃだよね」
サトがこっちに来て会うようになって、お付き合いに進展したらいいと思ってた。
いや、むしろそう望んでいた。
もし告白されたら、どう答えるかまで考えていた。
けど、まさか会う前に告白されるとは思ってなかった。
「わたしなんかでよければ…よろしくお願いします」
驚きのあまり、精一杯答えるのがやっとだった。
その日から、わたしたちは会ったことのないカップルになった。
1ヶ月後のバレンタインまでは。
わたしはその頃、チャットにはまっていて、暇さえあれば色んな人とバーチャルおしゃべりを楽しんでいた。
その中の1人、サトとはやたら気が合った。
サトは、九州に住んでいる高3。春から神奈川の大学に進学することが決まっていて、こっちに友達が欲しいと思っていた矢先、わたしと知り合ったらしい。
サトとの交流が、チャットからメールと電話に変わるまで、時間はかからなかった。
朝は、モーニングコール。
体育以外の授業中は、可能なかぎりメール。
バイト行く前に、行ってきますメール。
バイト終わったら、ただいまメール。
寝る前に、おやすみコール。
そんな日々が続いた。
まだ会ったことがないのに、サトの存在ががどんどんわたしの心に食い込んでいた。
聞き慣れない九州なまりとか。
寝る前に、いい夢みてねって普通に言えちゃうとことか。
…好きなのかも。
でも、会ったことないのに…?それって好きと言えるのかな。
でもでも、サトのことが、頭から離れない。
そんな葛藤をするようになった頃。
「そっちに行ってから言おうと思ってたんだけど、チヒロのことが好きなんだ。よかったら、付き合ってくれないかな?まだ会ったことないのに、こんなことを言うのは変に思われるかもしれないけど、不安になるんだ。チヒロが誰かにとられそうで…ごめんね急に。気持ちだけでも伝えたくて。めちゃくちゃだよね」
サトがこっちに来て会うようになって、お付き合いに進展したらいいと思ってた。
いや、むしろそう望んでいた。
もし告白されたら、どう答えるかまで考えていた。
けど、まさか会う前に告白されるとは思ってなかった。
「わたしなんかでよければ…よろしくお願いします」
驚きのあまり、精一杯答えるのがやっとだった。
その日から、わたしたちは会ったことのないカップルになった。
1ヶ月後のバレンタインまでは。
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