わたしの恋愛履歴書2-2
サトと、"会ったことのないカップル"になって数日たった。
卒業試験も終わり、もう登校するのは卒業式の予行練習日と、本番だけ。
特にすることも無かったから、バイトに明け暮れていた。
ある日、バイトを終えて携帯を開くと、サトから着信が入っていた。
いつもはバイト中に電話かけてくることなんてないのに…
何かあったのかと不安になり、すぐさまかけ直した。
「あのさ…」
やたら暗いトーンで話しだした。さらに不安になったわたしをよそに、サトは続けた。
「…来月、物件探しでそっち行くことになった!!!!!!」
「…。ま、まじか!!!!!」
暗いトーンで話しだしたのは、わざとだったことに気づいてなかったから、理解するのに時間がかかった。
サト曰く、すぐにでも伝えたくて、思わずバイト中に電話したらしい。
理解したと同時に、胸の奥からこの上ない嬉しさがこみ上げてきた。
「やっと、会えるんだね」
バイトの帰り道。寒さを堪えながら歩いていたはずなのに、わたしはいつの間にか熱くなっていた。
その日から、"普通のカップル"になれる日までの1ヶ月たらず。ひどく長く感じたのは、言うまでもないだろう。
卒業試験も終わり、もう登校するのは卒業式の予行練習日と、本番だけ。
特にすることも無かったから、バイトに明け暮れていた。
ある日、バイトを終えて携帯を開くと、サトから着信が入っていた。
いつもはバイト中に電話かけてくることなんてないのに…
何かあったのかと不安になり、すぐさまかけ直した。
「あのさ…」
やたら暗いトーンで話しだした。さらに不安になったわたしをよそに、サトは続けた。
「…来月、物件探しでそっち行くことになった!!!!!!」
「…。ま、まじか!!!!!」
暗いトーンで話しだしたのは、わざとだったことに気づいてなかったから、理解するのに時間がかかった。
サト曰く、すぐにでも伝えたくて、思わずバイト中に電話したらしい。
理解したと同時に、胸の奥からこの上ない嬉しさがこみ上げてきた。
「やっと、会えるんだね」
バイトの帰り道。寒さを堪えながら歩いていたはずなのに、わたしはいつの間にか熱くなっていた。
その日から、"普通のカップル"になれる日までの1ヶ月たらず。ひどく長く感じたのは、言うまでもないだろう。
感想
感想はありません。