QUEEN of QUEEN〜漆黒の王?〜
砂埃が収まりかけたかけた頃、リシュアが肩で息をしながら瓦礫を押しのけ姿を現した。象徴的な赤いマントが白く砂にまみれ、自身もあせと瓦礫に叩きつけられた時に傷を負ったのか血が額から流れ、白く澄んだ肌は汚れきっていた。
しかしその片手にはまだしっかり剣が握られ、目は闘志を失ってはいなかった。
『紅の君よ…予はそなたを見くびっておったようだ。神の武器の力…実に不愉快…すべてが揃い予にその矛先が向く前に始末せねば…この場はそなたの一途な闘志に免じて見逃そう…』
ザイラスは翼を伸ばすと羽ばたき始めた。
「ま…待て!まだ…」
翼の風で辺りの砂埃が舞い上がり、視界を遮られてザイラスを確認できず焦るリシュア
しかしその片手にはまだしっかり剣が握られ、目は闘志を失ってはいなかった。
『紅の君よ…予はそなたを見くびっておったようだ。神の武器の力…実に不愉快…すべてが揃い予にその矛先が向く前に始末せねば…この場はそなたの一途な闘志に免じて見逃そう…』
ザイラスは翼を伸ばすと羽ばたき始めた。
「ま…待て!まだ…」
翼の風で辺りの砂埃が舞い上がり、視界を遮られてザイラスを確認できず焦るリシュア
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