わたしの恋愛履歴書2-4
サトと"普通のカップル"になれたバレンタインの日。
3時間ぐらいしか会える時間がなかったけど、手作りのチョコを渡して、プリを撮って、ペアリングを買って、幸せを噛みしめた。
「次に会えるときは、もう引越しが済んだ後になっちゃうけど…家においで」
それから1ヶ月半後。わたしたちは半同棲を始めた。
実家からサトの家は1時間半ぐらいかかるし、お互い学校に通っていたから忙しかったけど、時間が許すかぎり一緒に居た。
歯車が狂いはじめたのは、この頃からだった。
友達と遊んでる時。放課後。
頻繁に電話がなるようになり、土日どちらかに予定を入れると、キレられた。携帯チェックは当たり前。
手をあげるようになったのも、この頃。
「寂しい。今すぐ来て」
夜中でも早朝でも構わずそう言われるようになり、バイトは欠勤を繰り返し、学校もまともに行けなくなった。
愚かだけど、サトしか見えてなくて、バイトを辞めて、更には退学した。
ほとんど実家には戻らなくなり、母親に泣かれた。
それでもわたしは、サトとの生活を優先した。
そんなある日。
「チヒロ…俺と一緒に死んでくれ」
サトに抱かれている最中に、首を絞められた。
わたしは抵抗することもなく、返事をすることもなく、黙って目を閉じた。
「な、なんで抵抗しないんだよ!」
目を開けると、サトは体中震えていた。
"ドメスティックバイオレンス"
こんなに痛めつけられているのに、気づかないでいたわたしは、本当に愚かだ。
サトから一方的に別れを突き付けられるまで、痛めつけは続いた。
3時間ぐらいしか会える時間がなかったけど、手作りのチョコを渡して、プリを撮って、ペアリングを買って、幸せを噛みしめた。
「次に会えるときは、もう引越しが済んだ後になっちゃうけど…家においで」
それから1ヶ月半後。わたしたちは半同棲を始めた。
実家からサトの家は1時間半ぐらいかかるし、お互い学校に通っていたから忙しかったけど、時間が許すかぎり一緒に居た。
歯車が狂いはじめたのは、この頃からだった。
友達と遊んでる時。放課後。
頻繁に電話がなるようになり、土日どちらかに予定を入れると、キレられた。携帯チェックは当たり前。
手をあげるようになったのも、この頃。
「寂しい。今すぐ来て」
夜中でも早朝でも構わずそう言われるようになり、バイトは欠勤を繰り返し、学校もまともに行けなくなった。
愚かだけど、サトしか見えてなくて、バイトを辞めて、更には退学した。
ほとんど実家には戻らなくなり、母親に泣かれた。
それでもわたしは、サトとの生活を優先した。
そんなある日。
「チヒロ…俺と一緒に死んでくれ」
サトに抱かれている最中に、首を絞められた。
わたしは抵抗することもなく、返事をすることもなく、黙って目を閉じた。
「な、なんで抵抗しないんだよ!」
目を開けると、サトは体中震えていた。
"ドメスティックバイオレンス"
こんなに痛めつけられているのに、気づかないでいたわたしは、本当に愚かだ。
サトから一方的に別れを突き付けられるまで、痛めつけは続いた。
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