私の前の席･私の斜め前の席 #1
2010.9.15
―――――――――――――――――――
季節は秋、
私は高校１年生。
名前は花咲陽菜(はなさきはるな)。
ちょっと前に、
私のクラスで席替えがあった。
私の席は窓側から３列目で、
前から２番目だった。
周りには普段絡まない人ばっかり。
おまけに一個前の席に座ってる人は、
クラスで１番背が高い男子ときた。
コノヤロウ、
菜智ちゃん(友達)と離れてるじゃないか。
くじなんて燃えてしまえ。
「つまんないなァ…。
しかも黒板見えないし。」
そんな事を思っていた。
ついさっき、
その男子からメールが来た。
内容は、
ケロロ軍曹のテンプレートを使った、
『アド変しましたメール』。
そういえば、
前のこの人のアドレスの中に
『kerorootaku』
って入ってた。
「ケロロ好きなんだー。」
とか思いながらメールを読むと、
…下の方に何か書いてある(・_・;)
『背でかいのに、
花咲さんの前でごめんね(>_<)
黒板見えなかったら、
遠慮なく言ってね!!』
・・・・・・・・。
まさかの個別送信？
その小さな気遣い嬉しいわぁー(´∀`)
とか思ってみるけど、
あくまで『いい人』で終わった。
…その時は。
感想
感想はありません。
「Eight Two Seven」の携帯小説
- 私の前の席･私の斜め前の席 #1
- 王華伝
- とうとう明日…?
- 終わらない悪夢
- エイジェルとデイヴェル 〜春〜
- Ganis Falsian 神の使い手〈１〉〜始まりの緑月〜#2
- Ganis Falsian 神の使い手〈１〉〜始まりの緑月〜
