sound of you 58
…カラン
ヤスさんの店に入ると開店前なのか誰もいない。
ジャズも流れていない。
「買い出しかな?…あ、何か飲む?」
綾川くんはカバンを下ろしながら当たり前のようにカウンターの中に入っていった。
「え?勝手にいいの?」
「いいの、いいの。何がいい?」
「えーと、カフェモ…」
「よし、ココアね。」
ブッと笑うと「俺作れないもん、それ。」と軽く睨まれた。
ココアをカウンターに置くと、綾川くんは自分用のコーヒーを片手に飲みながら店の奥に行ってしまった。
渡されたココアを飲みながら店の中をチラチラ見回す。
全体的に山小屋っぽくてランプがたくさん吊されていてセンスを感じさせる店内だ。
〜♪〜♪♪〜
店内に曲が流れ始めると、少し経ってから綾川くんが奥から戻ってきた。
手にはいくつかレコードが握られている。それを舐め回すように見ながらコーヒーを飲んでいる。
「ほんと…好きだね」
私がボソっと呟くと、綾川くんも「そうだね」と言って笑った。
「いつから?」
「ん?何が?」
「いつから音楽始めたの?」
綾川くんはレコードをカバンの上に置き、カウンターに腰掛けた。
ヤスさんの店に入ると開店前なのか誰もいない。
ジャズも流れていない。
「買い出しかな?…あ、何か飲む?」
綾川くんはカバンを下ろしながら当たり前のようにカウンターの中に入っていった。
「え?勝手にいいの?」
「いいの、いいの。何がいい?」
「えーと、カフェモ…」
「よし、ココアね。」
ブッと笑うと「俺作れないもん、それ。」と軽く睨まれた。
ココアをカウンターに置くと、綾川くんは自分用のコーヒーを片手に飲みながら店の奥に行ってしまった。
渡されたココアを飲みながら店の中をチラチラ見回す。
全体的に山小屋っぽくてランプがたくさん吊されていてセンスを感じさせる店内だ。
〜♪〜♪♪〜
店内に曲が流れ始めると、少し経ってから綾川くんが奥から戻ってきた。
手にはいくつかレコードが握られている。それを舐め回すように見ながらコーヒーを飲んでいる。
「ほんと…好きだね」
私がボソっと呟くと、綾川くんも「そうだね」と言って笑った。
「いつから?」
「ん?何が?」
「いつから音楽始めたの?」
綾川くんはレコードをカバンの上に置き、カウンターに腰掛けた。
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