がんばったで賞 99 〜言うべきこと〜
『私の耳について理解してくれているの?』
カズヒロの手が、もどかしそうに動いた。
「それを伝えに行こう。俺も…覚悟を決めて言うつもりだ。」
『信じてもらえなかったり、嫌われたりしたら?』
「そうしたら俺が許さない。」
アキの本当の姿を、ありのままに受けとめてくれたカズヒロ。
それに比べて…私は全然受けとめていない。
もっと、カズヒロを信じて言うべきことが、たくさんあるのではないか?
アキは心の中で自分を悔やんだ。
「だから…行こう。俺の家に。」
『…分かった。』
アキは、カズヒロと2人、歩いていった。
2階建てのアパート。
『私のアパートの近くね…。』
「そうだよ。走ったらアキのアパートまで2、3分で着いちゃう。」
『だったら、小中一緒じゃ…。』
「うーん、引っ越してきたから知らなかったんだよ。実はまだここらへんも知らない。」
アキは頷いた。
インターホンを押すと、母のノリコが出た。
カズヒロは、アキを隠して、
「ただいま…。」
「おかえりなさい。さっきそこで殺人事件があったのよ。気を付けてね。」
カズヒロはかったるそうに頷くと、
「あ…俺の彼女、アキ。」カズヒロは若干照れていた。
カズヒロの手が、もどかしそうに動いた。
「それを伝えに行こう。俺も…覚悟を決めて言うつもりだ。」
『信じてもらえなかったり、嫌われたりしたら?』
「そうしたら俺が許さない。」
アキの本当の姿を、ありのままに受けとめてくれたカズヒロ。
それに比べて…私は全然受けとめていない。
もっと、カズヒロを信じて言うべきことが、たくさんあるのではないか?
アキは心の中で自分を悔やんだ。
「だから…行こう。俺の家に。」
『…分かった。』
アキは、カズヒロと2人、歩いていった。
2階建てのアパート。
『私のアパートの近くね…。』
「そうだよ。走ったらアキのアパートまで2、3分で着いちゃう。」
『だったら、小中一緒じゃ…。』
「うーん、引っ越してきたから知らなかったんだよ。実はまだここらへんも知らない。」
アキは頷いた。
インターホンを押すと、母のノリコが出た。
カズヒロは、アキを隠して、
「ただいま…。」
「おかえりなさい。さっきそこで殺人事件があったのよ。気を付けてね。」
カズヒロはかったるそうに頷くと、
「あ…俺の彼女、アキ。」カズヒロは若干照れていた。
感想
- 40896:もうすぐ百話ですね!ドキドキ読ませてもらってます[2011-02-07]
- 40899:コメントありがと?[2011-02-09]
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