〜未来、破滅へのロンド〜?
それから、僕は保健室行った。「お〜い、優ー!」光だ。「光か....」少し前に陽炎の兄から"こっち"の世界光たちが死んでいると聞いてからはちょっと会いたくなかった。「優!ここどこだろ、藍田町じゃないよなぁ」藍田町とは僕たちがいた町だ。「うん、そうだね」僕は落ち着きながら言うと「そうだねじゃないよ!あたしらどこにいるか分からないんだよ!?」光が不安で目をうるうるさせながら怒鳴った。「でも、怒鳴っても意味ないよ」光はうつむいた、「真は?」「まだ寝てる」「そっか」無愛想な返事をして、僕は真のもとへ向かった。 「やはりな」ひどく落ち着いた声で青年は言った。「さて、かなでようか、悲しき破滅へのロンドを.......」青年は奏でる破滅へのロンドを
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