わたしの恋愛履歴書3-1
「チヒロは、いろんな男とコミュニケーションを計ろうとしてるんやろけど、そうじゃなくて、いろんな人間とコミュニケーションを計ろうとしてみ。男とか女とかより、その人間性を見つめる方が先やな。後は…経験やな。せやけどまだ若いんやから、焦ることないで」
わたしには、何が足りないんでしょうか。
そう店長に聞いて、返ってきた答え。
久しぶりに聞くコテコテの関西弁だった。
お礼を言うはずだったのに、すっかり励まされてしまった。
「また何かあったら、いつでも連絡してな」
家まで送ってくれて、駅に向かって歩きだした店長の後ろ姿を見ながら、わたしは無意識のうちに
「コウスケさん…」
と呟いていた。
それから数週間が過ぎたある日。
久しぶりにメールをした友人に、サトと別れていたことを伝えた。
「男を忘れるには、やっぱり新しい男でしょ!」
と返信がきて、見慣れないアドレスが載っていた。男性を紹介してくれたのだ。
店長から励まされたとは言え、しばらくは恋愛をする気になれなかった。
断りの返信をしようとしたら、更に同じ友人からメールがきた。
「言い忘れた!向こうにもチヒロのアドレス教えてあるから!」
…。
断る余地ないじゃん!
思わず、メールに突っ込んでしまった。
仕方なく、見慣れないアドレス宛てにメールをうつことにした。
これが、トモとの出会いだった。
わたしには、何が足りないんでしょうか。
そう店長に聞いて、返ってきた答え。
久しぶりに聞くコテコテの関西弁だった。
お礼を言うはずだったのに、すっかり励まされてしまった。
「また何かあったら、いつでも連絡してな」
家まで送ってくれて、駅に向かって歩きだした店長の後ろ姿を見ながら、わたしは無意識のうちに
「コウスケさん…」
と呟いていた。
それから数週間が過ぎたある日。
久しぶりにメールをした友人に、サトと別れていたことを伝えた。
「男を忘れるには、やっぱり新しい男でしょ!」
と返信がきて、見慣れないアドレスが載っていた。男性を紹介してくれたのだ。
店長から励まされたとは言え、しばらくは恋愛をする気になれなかった。
断りの返信をしようとしたら、更に同じ友人からメールがきた。
「言い忘れた!向こうにもチヒロのアドレス教えてあるから!」
…。
断る余地ないじゃん!
思わず、メールに突っ込んでしまった。
仕方なく、見慣れないアドレス宛てにメールをうつことにした。
これが、トモとの出会いだった。
感想
感想はありません。