君とすごした日-11
久しぶりの平日の休み。
といっても、妻に内緒で有給休暇をとったから。
優子の休みに合わせて遊びに行く約束だった。
ちょっと脚を伸ばしてサファリパークに出掛けた。
車の中で彼女は何も喋らない。美樹が僕に電話した事を知っているからだろう。
サファリパークに着いてからは楽しそうにはしゃいでいた。普段恥ずかしがり屋の彼女から、そっと手を繋いできた。
帰りにホテルに寄った。
彼女は僕の腕の中で、
「ずっと一緒にいたい…」と寂しげに呟いた。
「このまま、帰らないでいる?」
とんでもない事を言い出してる自分がいた。
その日、初めて彼女に
「愛してる」の言葉を口にした。
彼女は一瞬「えっ!!」と驚いたあと、突然泣き出した。
ひとしきり泣いた後、涙を拭きながら
「ありがとう。でも無理かな…」
彼女は母娘の二人だけの家族、母親を放って行けないと言った。
「亮くんがそう言ってくれるなら、せめて今夜だけ一緒に居て。」
そう言って優子は僕の胸に顔をうずめた。
夜7時を過ぎた頃、突然彼女が「帰ろう」と言い出した。
「奥さんから亮くんを奪いたい。けど、娘さんからパパは奪えないよ…」
といっても、妻に内緒で有給休暇をとったから。
優子の休みに合わせて遊びに行く約束だった。
ちょっと脚を伸ばしてサファリパークに出掛けた。
車の中で彼女は何も喋らない。美樹が僕に電話した事を知っているからだろう。
サファリパークに着いてからは楽しそうにはしゃいでいた。普段恥ずかしがり屋の彼女から、そっと手を繋いできた。
帰りにホテルに寄った。
彼女は僕の腕の中で、
「ずっと一緒にいたい…」と寂しげに呟いた。
「このまま、帰らないでいる?」
とんでもない事を言い出してる自分がいた。
その日、初めて彼女に
「愛してる」の言葉を口にした。
彼女は一瞬「えっ!!」と驚いたあと、突然泣き出した。
ひとしきり泣いた後、涙を拭きながら
「ありがとう。でも無理かな…」
彼女は母娘の二人だけの家族、母親を放って行けないと言った。
「亮くんがそう言ってくれるなら、せめて今夜だけ一緒に居て。」
そう言って優子は僕の胸に顔をうずめた。
夜7時を過ぎた頃、突然彼女が「帰ろう」と言い出した。
「奥さんから亮くんを奪いたい。けど、娘さんからパパは奪えないよ…」
感想
感想はありません。