君とすごした日-13
未練はないはずだった。吹っ切れたはずだった。
それなのに、心が揺れた。
1年振りに会った彼女は、以前と同じ少女のような笑顔だった。
テーブルを挟んで、何から話したらいいかわからずしばらく沈黙が続いた。
「相変わらず優しい目で見るね」
彼女が先に切り出した。
「優子ちゃんも変わらないね」
「やっぱりもう呼び捨てにしないんだ?」
「そりゃ…」
またお互いに黙ってしまった。
「美樹ちゃんからBF出来たって聞いたよ」
「うん…でも…
振られちゃった!!」
彼女はバツが悪そうに笑った。
「優子ちゃんみたいに可愛い子を振る奴の気が知れないよ」
ホントにそう思った。
「何度かデートしたんだよ」
「でもね…」
「プラネタリウムに行った時に、あまりの綺麗さに…」
彼女が口ごもった。
「その時にね… わぁ、すごいね亮くんって言っちゃった」
彼女の瞳が潤んでいるのがわかった。
「やっぱり亮くんじゃないとダメみたい」
その瞬間、僕の心でくすぶっていたものが、音をたてて弾けた。
それなのに、心が揺れた。
1年振りに会った彼女は、以前と同じ少女のような笑顔だった。
テーブルを挟んで、何から話したらいいかわからずしばらく沈黙が続いた。
「相変わらず優しい目で見るね」
彼女が先に切り出した。
「優子ちゃんも変わらないね」
「やっぱりもう呼び捨てにしないんだ?」
「そりゃ…」
またお互いに黙ってしまった。
「美樹ちゃんからBF出来たって聞いたよ」
「うん…でも…
振られちゃった!!」
彼女はバツが悪そうに笑った。
「優子ちゃんみたいに可愛い子を振る奴の気が知れないよ」
ホントにそう思った。
「何度かデートしたんだよ」
「でもね…」
「プラネタリウムに行った時に、あまりの綺麗さに…」
彼女が口ごもった。
「その時にね… わぁ、すごいね亮くんって言っちゃった」
彼女の瞳が潤んでいるのがわかった。
「やっぱり亮くんじゃないとダメみたい」
その瞬間、僕の心でくすぶっていたものが、音をたてて弾けた。
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