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スカバンburn!!〜夢〜 -160- 知りたい?

[347] きゃしー 2011-02-24投稿
温かい風と秋奈の髪に触れる伸昭の指先。秋奈の髪から香るシャンプーの匂い。その髪に指を通しながら体中に力を込め、緊張で固まっている秋奈の様子に伸昭は笑いそうになった

伸「顔赤いで?」

秋「え?!」

伸「うっそー(-ε-)」

秋「な…!もう!やっぱ自分で乾かす!」

立ち上がろうとする秋奈

伸「待ってよ」

秋「わっ!」

彼女の腕を伸昭が掴み引き寄せ、バランスを崩した秋奈は背中から伸昭の胸に倒れた

秋「な、何…」

伸「別に」

2人は顔をあわせないまま黙った

秋「…何でいつもからかうん?」

伸「誰が」

秋「ノブ君が!何考えてんの?!」

伸「んー…可愛いなーとか?」

秋「もういい!」

立ち上がる秋奈の右手をまた伸昭が握った

秋「もう!何…」

伸「知りたい?俺の考えてること」

振り返ると伸昭の目はただまっすぐ秋奈を見つめていた

秋「知…」

伸「…」

そして――

ち「わ〜!!!」

伸秋(?ドキーーッ!)

ち「ずるい!僕だけ仲間はずれなんて!僕の相手もしてよ、ノブ〜!」

伸「お前は俺の何や!!ってかお前髪濡れたままやん!床が…」

ち「ドライヤーないねんもん」

伸「も〜わかった、ついでに乾かしたるから来い」

ち「わーい!」

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