君とすごした日-14
結婚して6年。
妻の由美子とは幼なじみで、かれこれ20年近い付き合いになる。
娘の愛美は小学生になった今も、僕にベッタリで離れない。
そんな二人を置いて優子の元に走ろうとしている僕がいた。
妻はなんとなく気付いていたと言った。
僕の帰りが遅くなる日が増え、多分あの店のあの子だろう…と。
何も言えなかった。
妻は気持ちを固めていた。
「愛美のために、私達は家に残ります。パパは仕事で遠く離れた所に行かなきゃダメだからと私から話します。だから、いつでも帰ってきていいように、待ってます」
それから3日後、僕はアパートを借りた。
毎朝起きると朝食の匂いがして、娘と二人で眠そうに目を擦って、テレビの占いに一喜一憂して…
そんな当たり前のように思っていた生活が、その日からなくなった。
妻との約束で、「毎日必ず愛美にはメールか電話をする」事になっている。
その度に「パパ早く帰ってこれたらいいのに…」と半メソになられる。
それが辛かった。
優子は毎日僕のアパートに来た。一緒に食事をして、テレビを観て、愛し合って帰った。
家に母親一人居る為に、泊まれるのは週末だけ。
それでも二人には充分だった。
彼女と二人の時間が始まって、半年が過ぎた。
妻の由美子とは幼なじみで、かれこれ20年近い付き合いになる。
娘の愛美は小学生になった今も、僕にベッタリで離れない。
そんな二人を置いて優子の元に走ろうとしている僕がいた。
妻はなんとなく気付いていたと言った。
僕の帰りが遅くなる日が増え、多分あの店のあの子だろう…と。
何も言えなかった。
妻は気持ちを固めていた。
「愛美のために、私達は家に残ります。パパは仕事で遠く離れた所に行かなきゃダメだからと私から話します。だから、いつでも帰ってきていいように、待ってます」
それから3日後、僕はアパートを借りた。
毎朝起きると朝食の匂いがして、娘と二人で眠そうに目を擦って、テレビの占いに一喜一憂して…
そんな当たり前のように思っていた生活が、その日からなくなった。
妻との約束で、「毎日必ず愛美にはメールか電話をする」事になっている。
その度に「パパ早く帰ってこれたらいいのに…」と半メソになられる。
それが辛かった。
優子は毎日僕のアパートに来た。一緒に食事をして、テレビを観て、愛し合って帰った。
家に母親一人居る為に、泊まれるのは週末だけ。
それでも二人には充分だった。
彼女と二人の時間が始まって、半年が過ぎた。
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