がんばったで賞 105 〜アキを泣かせてしまった〜
「…違くないよ。何で俺達が迷惑だと思ってアキを嫌々支えなくちゃいけねぇんだよ。アキを支えるのが迷惑だって思った奴は、アキを支えないし、友達にもならないと思う…。」
するとサユが、
「そう…そうだよ、アキ。私たちは友達だから支えてあげたんだよ。決して迷惑だとも思ってないよ。」
みんな、アキを励ました。
しかし、アキは大粒の涙を流しながら、パンフレットだけを取って、店を出ていった。
「アキちゃん?」
ヒロが呼び止めようとしたが、もう遅かった。
「おい!追いかけないのかよ!」
ヒロはカズヒロを責めるが、カズヒロは脱力状態だった。
「カズヒロ…。」
ヒロも責めるのをやめて、店の準備に入ってしまった。
長い沈黙が、再び訪れ、
暗雲がさらに濃くなっていく。
外を見ると、雪まじりの雨が、淋しそうに降っていた。
もう、アキの姿はない。
サユはただ泣いていた。ユウタはサユを励ます。
「でも…しょうがないよな…。」
最初に沈黙を破ったのは、意外にもカズヒロだった。
「俺達が何度言っても、アキは転校しちゃうんだし。」
3人は何も喋らない…が聞いていた。
「こんな結末…あるかよ。」
カズヒロはそう告げて店を出た。サユが、
「どこ行くの?」
とカズヒロに告げる。
「サッカーの練習。ユウタも行くぞ。」
「お、おぅ。」
ユウタも店を出る。残されたサユも、
「私も…もう帰る。」
サユも、泣きながら店を出た。
3人の背中は、雪混じりの雨に打たれ、冷たく、さみしくゆれていた。
するとサユが、
「そう…そうだよ、アキ。私たちは友達だから支えてあげたんだよ。決して迷惑だとも思ってないよ。」
みんな、アキを励ました。
しかし、アキは大粒の涙を流しながら、パンフレットだけを取って、店を出ていった。
「アキちゃん?」
ヒロが呼び止めようとしたが、もう遅かった。
「おい!追いかけないのかよ!」
ヒロはカズヒロを責めるが、カズヒロは脱力状態だった。
「カズヒロ…。」
ヒロも責めるのをやめて、店の準備に入ってしまった。
長い沈黙が、再び訪れ、
暗雲がさらに濃くなっていく。
外を見ると、雪まじりの雨が、淋しそうに降っていた。
もう、アキの姿はない。
サユはただ泣いていた。ユウタはサユを励ます。
「でも…しょうがないよな…。」
最初に沈黙を破ったのは、意外にもカズヒロだった。
「俺達が何度言っても、アキは転校しちゃうんだし。」
3人は何も喋らない…が聞いていた。
「こんな結末…あるかよ。」
カズヒロはそう告げて店を出た。サユが、
「どこ行くの?」
とカズヒロに告げる。
「サッカーの練習。ユウタも行くぞ。」
「お、おぅ。」
ユウタも店を出る。残されたサユも、
「私も…もう帰る。」
サユも、泣きながら店を出た。
3人の背中は、雪混じりの雨に打たれ、冷たく、さみしくゆれていた。
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