夢跡†(16)
俺も手伝おうか?
そう言おうとしたとき、
聞き覚えのある声がした。
「やっぱりね!そうだと思ってたんだよ僕は。」
「う、浦田!?」
そこにいたのは帰ったハズの浦田だった。
「立木さんと関係ないみたいな口きいてさ。こそこそ放課後に会ってんだもの。腹立つなあ、もう」
誤解だ、なんて言ってももう聞かないんだろうな…コイツは。
「神田くんのお友達?」
旭も会話に加わってきた。
「腐れ縁だ」
「全く神田は酷いなあ。あ、僕は浦田と言います。立木さんですよね?」
感想
感想はありません。