ディフェンド
07.
「入り口は正面だけみたいね」
「じゃ入り口にいる奴ら、片付けないとな」
ミッション開始時刻になり、アジトの近くに停まっている車の影に身を潜めていたケイゴとレイは入り口を見ながら突入のタイミングをうかがっていた。
入り口にはサングラスに黒のスーツ姿の男が2人。
鉄の扉の両側に仁王立ちして、辺りを見はっている。
「じゃ、行きますか!」
「そうね」
ケイゴの言葉にレイが頷くと、2人は同時に扉の方へ駆け出した。
2人に気づいた男たちは、素早く懐から銃を抜き出して2人に向けて発砲した。
しかし弾は2人に当たらず、ケイゴは扉の左側にいる男の懐に潜り込むと、拳をつくりその拳を男のみぞおちに食らわす。
扉の右側にいる男はレイに向かって殴りかかってくるが、レイは素早く避けて男の首に手刀を食らわした。
入り口を見張っていた男たちは気を失って倒れ、2人は扉の前に立った。
「開けるぞ」
「うん」
ケイゴは鉄の扉に手をかけて扉を開けた。
ゆっくり開けたつもりでも、扉はギイギイと音を立てる。
中は巨大な空間になっていて、そこには木で出来た箱が山のように積まれていた。
「アジトというか、倉庫だな」
「そうね。本当にここがアジトなのかしら……。静かすぎるような───」
レイがそう言いかけたとき、2人の後ろにあった扉が勢いよく閉まった。
「来たなあ」
「囲まれてるわね」
木箱の影から何十人もの黒スーツの男たちが現れ、2人を取り囲む。
そしてそれらの手には、銃やパイプなどといった武器が握られている。
「俺らはボスに用があるんだけど?」
ケイゴが言うと、男たちは声を張り上げながら2人に襲いかかってきた。
「皆倒さないと、会わせてくれないみたいね」
「じゃ、とっとと片付けよーぜ!」
2人は背中合わせになって攻撃体制に入った。
「入り口は正面だけみたいね」
「じゃ入り口にいる奴ら、片付けないとな」
ミッション開始時刻になり、アジトの近くに停まっている車の影に身を潜めていたケイゴとレイは入り口を見ながら突入のタイミングをうかがっていた。
入り口にはサングラスに黒のスーツ姿の男が2人。
鉄の扉の両側に仁王立ちして、辺りを見はっている。
「じゃ、行きますか!」
「そうね」
ケイゴの言葉にレイが頷くと、2人は同時に扉の方へ駆け出した。
2人に気づいた男たちは、素早く懐から銃を抜き出して2人に向けて発砲した。
しかし弾は2人に当たらず、ケイゴは扉の左側にいる男の懐に潜り込むと、拳をつくりその拳を男のみぞおちに食らわす。
扉の右側にいる男はレイに向かって殴りかかってくるが、レイは素早く避けて男の首に手刀を食らわした。
入り口を見張っていた男たちは気を失って倒れ、2人は扉の前に立った。
「開けるぞ」
「うん」
ケイゴは鉄の扉に手をかけて扉を開けた。
ゆっくり開けたつもりでも、扉はギイギイと音を立てる。
中は巨大な空間になっていて、そこには木で出来た箱が山のように積まれていた。
「アジトというか、倉庫だな」
「そうね。本当にここがアジトなのかしら……。静かすぎるような───」
レイがそう言いかけたとき、2人の後ろにあった扉が勢いよく閉まった。
「来たなあ」
「囲まれてるわね」
木箱の影から何十人もの黒スーツの男たちが現れ、2人を取り囲む。
そしてそれらの手には、銃やパイプなどといった武器が握られている。
「俺らはボスに用があるんだけど?」
ケイゴが言うと、男たちは声を張り上げながら2人に襲いかかってきた。
「皆倒さないと、会わせてくれないみたいね」
「じゃ、とっとと片付けよーぜ!」
2人は背中合わせになって攻撃体制に入った。
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