DAYS11
俺たちはクラブで練習を終えた。
「ふー、こたえたぜ。」
太一がため息をついた。
『伊織ちゃんたち、待ってるぜ。』
俺は太一の手をひいた。
伊織ちゃんと英子ちゃんは合流して、教室で待っていた。
「おつかれさま。これから、どこ行く?」
英子ちゃんは、張り切った様子だ。
「じゃあ、ファミレス行かない?」
太一が提案した。
「いいね♪」
英子ちゃんが言った。
外に出ると、夜風が当たって寒かった。
「ねー伊織ちゃん、薄着だけど大丈夫?」
太一が聞いた。
「だいじょうぶ。」
伊織ちゃんが答えた。
「上着貸してあげる。」
太一は伊織ちゃんに上着を被せた。
「…ありがと。」
「いーってことよ。」
太一はニコッと笑った。
英子ちゃんは
「なにか温かいもの食べたいねー。」
と言った。
4人はファミレスに入った。
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