ラブほっぺ 10 〜エピソード1、有馬の決意、第9話〜
そうして、ついに桜の花が咲き始める、3月下旬に差し掛かった。
皆は既に春休みで、楽しい反面、課題に追われる日々を送っている。
由香のいる病室の窓からも、桜の木が見えて、2、3割、花を咲かせている。
しかし、由香は眠ったまま。
それでも有馬は毎日、由香の病室へ駆け付けた。
ある日、まったく起きない由香の側に、一枚の手紙が置いてあった、そこには、
『そろそろやばくなると思うので、書きます。
有馬へ、いつも病室に来てくれてありがとう。有馬のおかげで私は、いつもたくさんのパワーを貰ってます。
命が消えるその日まで、私は頑張って生きます。
有馬もこれから、私の分まで、頑張って生きてね。
もし私が目を覚まさなくなっても、自分を責めないで。責められるのは、好きと言ったのが遅すぎた、この私だよ。
幸せだった。ありがとう。由香より。』
有馬の目から、涙があふれてきた。
すると、由香がゆっくり目を開けた。
有馬を見ると、弱々しいが笑って、ベッドから手を握ってきた。
由香の手は、もう生きているのが不思議なくらい弱く、細かった。
皆は既に春休みで、楽しい反面、課題に追われる日々を送っている。
由香のいる病室の窓からも、桜の木が見えて、2、3割、花を咲かせている。
しかし、由香は眠ったまま。
それでも有馬は毎日、由香の病室へ駆け付けた。
ある日、まったく起きない由香の側に、一枚の手紙が置いてあった、そこには、
『そろそろやばくなると思うので、書きます。
有馬へ、いつも病室に来てくれてありがとう。有馬のおかげで私は、いつもたくさんのパワーを貰ってます。
命が消えるその日まで、私は頑張って生きます。
有馬もこれから、私の分まで、頑張って生きてね。
もし私が目を覚まさなくなっても、自分を責めないで。責められるのは、好きと言ったのが遅すぎた、この私だよ。
幸せだった。ありがとう。由香より。』
有馬の目から、涙があふれてきた。
すると、由香がゆっくり目を開けた。
有馬を見ると、弱々しいが笑って、ベッドから手を握ってきた。
由香の手は、もう生きているのが不思議なくらい弱く、細かった。
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