ラブほっぺ 15 〜エピソード2、憧れのしのたく、第4話〜
次の日も、しのたくは図書館にいた。前にいるのは、やっぱり木村さん。
そんな日々に、しのたくも少しきつく言ってしまった。
「あの…俺も毎日勉強教えられないんだよね。俺自身の勉強もあるし…。」
すると明日香は、
「そうですよね…。」
と、若干さみしそうに言った。出せなかった数学のノートが、辛そうに震えている。
「ごめん。受験も控えているし…。」
「じゃ、私帰りますね…。」
今日の明日香さんは、何か…違う。
遠ざかっていく明日香を見て、しのたくは心がウズウズっていうか…、ドキドキっていうか…。
これは、「恋?」
しのたくは、急いで教科書をしまい、既に外へ出てしまった明日香を追いかけた。
明日香は俺のこと、「憧れ」ではなく、「好き」で近寄ってきたのかもしれない。
図書館を出て、遠くに明日香の姿があった。
「明日香さん!」
しのたくは、全速力で走った。
「篠原くん…?」
「何か…辛いことあったんじゃないの?」
そんな日々に、しのたくも少しきつく言ってしまった。
「あの…俺も毎日勉強教えられないんだよね。俺自身の勉強もあるし…。」
すると明日香は、
「そうですよね…。」
と、若干さみしそうに言った。出せなかった数学のノートが、辛そうに震えている。
「ごめん。受験も控えているし…。」
「じゃ、私帰りますね…。」
今日の明日香さんは、何か…違う。
遠ざかっていく明日香を見て、しのたくは心がウズウズっていうか…、ドキドキっていうか…。
これは、「恋?」
しのたくは、急いで教科書をしまい、既に外へ出てしまった明日香を追いかけた。
明日香は俺のこと、「憧れ」ではなく、「好き」で近寄ってきたのかもしれない。
図書館を出て、遠くに明日香の姿があった。
「明日香さん!」
しのたくは、全速力で走った。
「篠原くん…?」
「何か…辛いことあったんじゃないの?」
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