スカバンburn!!〜夢〜 -191- 愛してる
美「でも、今はもっとたくさんの人に届く歌をかいてよ」
ずっと照れて向こう側を向いたままの翼に美弥が言った
翼「え?」
美「それでいっぱいファン作って、そのファンの前でいつかうちだけに歌ってよ」
翼「…」
美「どう?これが今のうちの夢。贅沢やろ?」
翼「そうやな」
美「でも、この夢はあんたにしか叶えられない」
翼「…しゃーないなぁ…わかったわ!何百人でも何千人でも、なんなら何億人の前でも歌ってやるわ!!」
美「うん、待ってる」
翼「俺…いつか絶対にここから這上がって今の自分に言ってやる。お前は正しかったって、なんなら怪我して良かったやんって」
美「うん」
翼「きっと、なんでも上手くいった奴なんかより、どん底までおちて這上がってきた奴の声の方が、ずっと誰よりも届くと思うから」
美「うん。じゃあ…約束」
美弥が小指をたてた左手を差しだし、翼の小指が絡む。そしてそのまま翼がその手をひき、美弥を抱きしめた
翼「……俺が今言った言葉、聞こえた?」
美「…なんて言ったん?」
翼「…“愛してる”って言ったの!!」
照れながら翼が言った似合わない言葉にくすくす笑う美弥
美「…あら偶然。…うちもおんなじこと考えてた」
ずっと照れて向こう側を向いたままの翼に美弥が言った
翼「え?」
美「それでいっぱいファン作って、そのファンの前でいつかうちだけに歌ってよ」
翼「…」
美「どう?これが今のうちの夢。贅沢やろ?」
翼「そうやな」
美「でも、この夢はあんたにしか叶えられない」
翼「…しゃーないなぁ…わかったわ!何百人でも何千人でも、なんなら何億人の前でも歌ってやるわ!!」
美「うん、待ってる」
翼「俺…いつか絶対にここから這上がって今の自分に言ってやる。お前は正しかったって、なんなら怪我して良かったやんって」
美「うん」
翼「きっと、なんでも上手くいった奴なんかより、どん底までおちて這上がってきた奴の声の方が、ずっと誰よりも届くと思うから」
美「うん。じゃあ…約束」
美弥が小指をたてた左手を差しだし、翼の小指が絡む。そしてそのまま翼がその手をひき、美弥を抱きしめた
翼「……俺が今言った言葉、聞こえた?」
美「…なんて言ったん?」
翼「…“愛してる”って言ったの!!」
照れながら翼が言った似合わない言葉にくすくす笑う美弥
美「…あら偶然。…うちもおんなじこと考えてた」
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