劇団ドリームシアター(13)
「琢也、久しぶりじゃん。今何やってんだよ?連絡も久しぶりだけど」
琢也からのメールに気づいた俊作は、すぐさま電話をした。
「ああ、ごめん。今知り合いのコンビニでアルバイトしてるよ。昔バイトしてた人がさ、独立してね…世話になってんだよ。俊作は?」
「俺か?俺は、来週からタレントのマネージャーとして世話になるよ。今、役員の息子さんが受験だからさ、家庭教師してるよ」
「へぇ〜…すごいな
やっぱり、国立大出身は違うなあ。俺は、今このまま世話になるか模索中だよ」
「模索中?…お前、まだ未練あんのか?
お笑いの世界に」
「そりゃああるよ。相方には『新しい道で頑張るよ』って言ったけどさ…あいつ、『わかった』の一言だぜ!」
「でも、辞めるって決めたんだろ?」
「ああ…でも俊作はどうなんだよ?」
「俺も言われたよ
『わかった。新しい道で頑張れって』引き留めてもくれなかったよ。けどさ、お互いに相方が引き留めてくれなくてさ、それでへこんだままなら、そりゃきれいに身を引いた方がいいってね…」
「ずいぶん、割り切りが早いな…」
「それにさ…ブログにも、『辞めないで!』がなくてね。ほとんどが『お疲れ様でした』だからさ。
決心ついたよ。…未練がないって言ったら嘘になるけどさ」
「やっぱりあるんじゃないか!…でもまあ、会社が相方だけをってゆうなら、俺ももう、新しい道で頑張るだけだよ」
「そっか…まあ、頑張ろうぜ!お互いの相方のこれからを、応援しようぜ。ネタを書いてた俺達と離れて、タレントとしてどれだけ、メジャーになっていくのかさ」
「そうだな…まあ、話術がたいしたことなくても、なんとかやってけるだろ。…まあ、マネージャーになる俊作の腕次第じゃない」
「ありがとう。まあ、売り出す側として頑張るよ。俺や琢也のように、あっさり第2の道に進まないようにさ」
「ああ、そうしてくれな。お前が売り出すタレントが、舞台に立つなら、客として観にいかせてもらうよ!」
「ああ!」
2人は、お互いの道を称え合って、電話を切った。
未練だらけの思いを抱えながら…
琢也からのメールに気づいた俊作は、すぐさま電話をした。
「ああ、ごめん。今知り合いのコンビニでアルバイトしてるよ。昔バイトしてた人がさ、独立してね…世話になってんだよ。俊作は?」
「俺か?俺は、来週からタレントのマネージャーとして世話になるよ。今、役員の息子さんが受験だからさ、家庭教師してるよ」
「へぇ〜…すごいな
やっぱり、国立大出身は違うなあ。俺は、今このまま世話になるか模索中だよ」
「模索中?…お前、まだ未練あんのか?
お笑いの世界に」
「そりゃああるよ。相方には『新しい道で頑張るよ』って言ったけどさ…あいつ、『わかった』の一言だぜ!」
「でも、辞めるって決めたんだろ?」
「ああ…でも俊作はどうなんだよ?」
「俺も言われたよ
『わかった。新しい道で頑張れって』引き留めてもくれなかったよ。けどさ、お互いに相方が引き留めてくれなくてさ、それでへこんだままなら、そりゃきれいに身を引いた方がいいってね…」
「ずいぶん、割り切りが早いな…」
「それにさ…ブログにも、『辞めないで!』がなくてね。ほとんどが『お疲れ様でした』だからさ。
決心ついたよ。…未練がないって言ったら嘘になるけどさ」
「やっぱりあるんじゃないか!…でもまあ、会社が相方だけをってゆうなら、俺ももう、新しい道で頑張るだけだよ」
「そっか…まあ、頑張ろうぜ!お互いの相方のこれからを、応援しようぜ。ネタを書いてた俺達と離れて、タレントとしてどれだけ、メジャーになっていくのかさ」
「そうだな…まあ、話術がたいしたことなくても、なんとかやってけるだろ。…まあ、マネージャーになる俊作の腕次第じゃない」
「ありがとう。まあ、売り出す側として頑張るよ。俺や琢也のように、あっさり第2の道に進まないようにさ」
「ああ、そうしてくれな。お前が売り出すタレントが、舞台に立つなら、客として観にいかせてもらうよ!」
「ああ!」
2人は、お互いの道を称え合って、電話を切った。
未練だらけの思いを抱えながら…
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