月色。?
第二章
生まれつき特殊な病気を患っていた私は、小さな頃から家に引き籠もりがちで、何につけても、少し嫌々な態度を見せて生きていた。
その日も、学校で体育祭があって、気分が優れないから…と、嘘をついて休んだ。大体、練習も見学ばかりしていたから、それほど問題は無かったろうと思う。寧ろ居たら迷惑だと思われただろう。
日の光は薄曇りで、弱く淡く漂っていた。体育祭には丁度イイ感じ。日焼け止めもしなくていい位だと思った。梅雨に入る手前の、何故かはよく解らない、空気も時間も空間も、鈍く軽く感じる日。
暇だったから公園に行った。
誰もいない公園で、ブランコに腰掛けて、空を見上げていた。昨日まであった青い空と白い雲はなく、鈍色が一面に広がって、雲に乱反射した光が太陽の位置を誤魔化している。少し頑張って探してみたけど、どうやら背後の木陰に隠れているらしく、見付けることは出来なかった。座っているから、後ろを見上げても木が邪魔で見えないのだ。 少しの間そうやって、ブランコの鎖で突っ張りながら、首を後ろへ仰け反らせていた。
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