がんばったで賞 116 〜カズヒロの壮絶な過去〜
スカイツリーに目をとられて、意外と近くにあった雷門に気づかずにいた。
「せっかくだし、お参りしよう!」
『2人の愛?』
アキは照れながら、カズヒロにくっついた。
「うん。もちろん。」
本当に、幸せだった。
旅の最後は、やっぱり浅草。
こうやって、人込みに塗れながらも、行きたかった場所。
だってここは…。
今から10年前のこと。
俺が、7歳の時。
「さっ。カズヒロ。今日はカズヒロが楽しみにしていた東京へ出かけるのよ。」
「わーい!」
あの時、喜んでいた。
この後の展開なんて、何も知らなかったから。
「カズヒロ、ずっと楽しみにしてたもんな。」
「うん!」
幸せな家庭だった。
電車の窓から東京のビル群が見えてくると、俺は田舎者のように、上ばかりを気にしていたっけ。
東京駅。
「ここからバスにのって、まずは浅草行きましょうか。」
そうして、最初に向かったのは、浅草の、もちろん浅草寺。
雷門は、まだ小さかった俺にとっては、とても雄大に見えた。
お参りをすませると、
「カズヒロ、何お願いしたの?」
「んーと…ママとパパと僕が、ずっと仲良く暮らせますようにって…。」
「せっかくだし、お参りしよう!」
『2人の愛?』
アキは照れながら、カズヒロにくっついた。
「うん。もちろん。」
本当に、幸せだった。
旅の最後は、やっぱり浅草。
こうやって、人込みに塗れながらも、行きたかった場所。
だってここは…。
今から10年前のこと。
俺が、7歳の時。
「さっ。カズヒロ。今日はカズヒロが楽しみにしていた東京へ出かけるのよ。」
「わーい!」
あの時、喜んでいた。
この後の展開なんて、何も知らなかったから。
「カズヒロ、ずっと楽しみにしてたもんな。」
「うん!」
幸せな家庭だった。
電車の窓から東京のビル群が見えてくると、俺は田舎者のように、上ばかりを気にしていたっけ。
東京駅。
「ここからバスにのって、まずは浅草行きましょうか。」
そうして、最初に向かったのは、浅草の、もちろん浅草寺。
雷門は、まだ小さかった俺にとっては、とても雄大に見えた。
お参りをすませると、
「カズヒロ、何お願いしたの?」
「んーと…ママとパパと僕が、ずっと仲良く暮らせますようにって…。」
感想
感想はありません。
「るー6」の携帯小説
- ROOM 24 〜かかってこい、俺が絶対守る〜
- ROOM 23 〜殺してやろうか〜
- ROOM 22 〜岬の異変〜
- ROOM 21 〜許さない、理性の限界〜
- ROOM 20 〜裏切りなしで過ごしたい〜
- るー6日記 1月30日 〜水戸市とは〜
- ROOM 19 〜絶望〜