おにいちゃん、これおしえて?
「……“いっくん”じゃなくて??」
――いっくん??
「誰、それ……」
「ん?多分、そーくんとかいう奴の、双子の兄貴だよ。初音、いっくんいっくん言ってたじゃないか。……よく嫉妬した」
最後の言葉は無視するとして。
「兄?いっくん……」
わたしは、その名前を自分の記憶と照合してみる。
今考えれば考える程――約束の男の子が、そーくんなのかいっくんなのか、わからなくなった。
「……ありがとう」
そういって、わたしはおにいちゃんに背を向け、部屋を出た。
出る時、おにいちゃんが何か言ってたけど……聴こえなかった。
――いっくん??
「誰、それ……」
「ん?多分、そーくんとかいう奴の、双子の兄貴だよ。初音、いっくんいっくん言ってたじゃないか。……よく嫉妬した」
最後の言葉は無視するとして。
「兄?いっくん……」
わたしは、その名前を自分の記憶と照合してみる。
今考えれば考える程――約束の男の子が、そーくんなのかいっくんなのか、わからなくなった。
「……ありがとう」
そういって、わたしはおにいちゃんに背を向け、部屋を出た。
出る時、おにいちゃんが何か言ってたけど……聴こえなかった。
感想
- 41227:追記:話の都合上、初音はこの時隼人にいっくんの名前が郁だという事も聞いた事にして下さい;すみません.. by.misato[2011-07-02]
「misato」の携帯小説
- (`・ω・´){今日は何の日妬みの日←
- 運命の契約書£001-3
- 運命の契約書£001-2
- (´・ω・`)ノ{初めましてと見せかけて…←
- 運命の契約書£001-1
- 運命の契約書£000
- おにいちゃん、これおしえて?