大好きな君に・・・6
2011年4月・・・
私たちは大分距離をおいていた。
私の気持ちさえも、ゆうとの気持ちに気づいて、少しずつゆうとから離れていった。
それが間違いだったのに・・・
私は、大きな病み期から抜けた。
そう思い込むようにした。本当は抜けてなんていないのに・・・
そう思わないと、自分が自分じゃなくなりそうで、怖かった。
私はもうゆうとのことを、前みたいに純粋に愛せなくなっていった。
相手を思うのに疲れたから。
そう思ってた。
だけど違った。
ゆうとの気持ちが少しずつ、私から愛花に変わっていくのが、寂しかったから。
だから愛せなかった。
そんなの自分勝手ってわかってる。
そろそろ潮時。
別れを告げなきゃ、
そう思ってても、やっぱり言えない。
そんなとき・・・
2011年4月9日・・・
メールで、
『まぢめな話ししていい?』
「いいよ」
『俺、ゆうのめっちゃ辛いをやけど、』
「え?」
『ちひろも辛いことや。』「だいたいわかるよ」
『ゴメン』
「わかった、今までありがとう。さようなら」
『さよならは嫌や』
最後まで、彼は私に優しかった。
好きでいていいよ?
そう言ってくれた。
そんなの卑怯だよ。
私にはあなたしか、いないんだよ?
あなたには違う人がいるかもしれないけど・・・
私はその夜泣きまくった。それでも心の闇はきえなかった。
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