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大好きな君に・・・6

[259] しのち 2011-05-05投稿


2011年4月・・・
私たちは大分距離をおいていた。
私の気持ちさえも、ゆうとの気持ちに気づいて、少しずつゆうとから離れていった。
それが間違いだったのに・・・

私は、大きな病み期から抜けた。
そう思い込むようにした。本当は抜けてなんていないのに・・・
そう思わないと、自分が自分じゃなくなりそうで、怖かった。
私はもうゆうとのことを、前みたいに純粋に愛せなくなっていった。
相手を思うのに疲れたから。
そう思ってた。
だけど違った。
ゆうとの気持ちが少しずつ、私から愛花に変わっていくのが、寂しかったから。
だから愛せなかった。
そんなの自分勝手ってわかってる。
そろそろ潮時。
別れを告げなきゃ、
そう思ってても、やっぱり言えない。
そんなとき・・・

2011年4月9日・・・
メールで、
『まぢめな話ししていい?』
「いいよ」
『俺、ゆうのめっちゃ辛いをやけど、』
「え?」
『ちひろも辛いことや。』「だいたいわかるよ」
『ゴメン』
「わかった、今までありがとう。さようなら」
『さよならは嫌や』

最後まで、彼は私に優しかった。
好きでいていいよ?
そう言ってくれた。
そんなの卑怯だよ。
私にはあなたしか、いないんだよ?
あなたには違う人がいるかもしれないけど・・・
私はその夜泣きまくった。それでも心の闇はきえなかった。

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