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恋心・・第4話「窓の外」

[337]  ナツキ  2006-09-11投稿

「あっ!!ぁたし体育やし着替なアカンかった!!もう行くわぁ〜!!穂茅後でなぁ♪」
「うんバイバイ♪」

定時制でクラスは1年が3クラス、2年は2クラス、3年と4年は1クラスしかなく、2年の穂茅は2組、葉月は1組、良太は1組、ちなみに筒井さんは穂茅と同じ2組だった。

穂茅は葉月と別れ、教室に入った。窓側の1番後ろの最高の席に座り、授業が始まる前からずっと窓から外を見ていた。授業が始まり2組の1時間目の授業は数学で、眼鏡をかけた堅苦しい雰囲気の坂田と言う先生が必死に黒板に方程式を書いていた。

(・・まだかなぁ〜??)

穂茅はノートを書く手を止めて必死に外を覗いていた。

(あっ!!来た♪)

窓から見える運動場には、1組の男子がズラズラと入って来てサッカーをやり始めた。

(あっ♪やった〜!!良太シュート決めた♪)

穂茅は米粒サイズの良太をひたすら目で追い、応援したり、喜んだり、毎週この1時間目の数学は穂茅にとって楽しみで仕方がなかった。

「こらっ!!!!」

クラス中に坂田の怒鳴り声が響いた。穂茅はビクッと身を振るわせた。

(やっばぁ〜)
「何窓の外ばかり見てるんだ!!ちゃんと前を向け!!分かったか筒井っ!!」
「えぇっ!!??」

穂茅は自分だと思っていて、驚きその場で大声をあげて立ち上がった。

「どうした斎藤??」
「いえ・・すいません何でも無いです」
「ならおとなしく座ってなさい」

クラスの全員が笑い、穂茅は恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら席に座った。

「筒井も分かったか??」
「はい。すいませんでした」

筒井さんは穂茅の3つ前の席にゆっくりと座った。

(筒井さん窓から何を見てたの??)
(まさか・・良太・・??)

穂茅は黙って黒板に書かれた事をノートに写し出した。

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