携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> 価値の無い死の詩

価値の無い死の詩

[456] 十日十月 2011-06-07投稿




子供が一人死にました
あなたは私に言いました
「まだ若いのに残念ね」
何故残念なのかがわかりません


子供が死んでも 大人が死んでも
所詮はみんな 他人事
そこに価値なんかありますか




殺し屋一人死にました
あなたは私に言いました
「早くに死んで当然ね」
何故当然なのかがわかりません


殺し屋死んでも 聖人死んでも
所詮はみんな 他人事
そこに善悪がありますか



病死も事故死も圧死も自殺も
死ということに変わりはなくて
いちいち悲しみ嘲り喜び
それじゃ心が疲れますので


感情捨て去り
泣き真似してりゃいいんです




あなたが死んでも 私が死んでも
所詮はみんな 同じ事
そこに感情は要りますか


そこに価値なんかありますか

感想

  • 41145:死ぬ事に…じゃなくて、生きる事にこそ価値があるのでは?[2011-06-08]
  • 41146:人間は心を疲れさせ、そして癒されていく生き物です。[2011-06-08]
  • 41147:作者:えぇ、ですから誰が死んだところでその価値はないよなぁとか思って作ったものです。[2011-06-08]
  • 41148:作者:もし不快にさせるような作ならば申し訳ありませんでした。[2011-06-08]

「十日十月」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス