携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 悪魔の天使 ?

悪魔の天使 ?

[364] 暁 沙那 2011-07-04投稿
音もなく扉が開く。

リアは黙って大広間に入る。

部屋で感じた匂いがますます強まったのを感じる。

リアは少し引きそうになったのをなんとかおさえた。
執事に下がるように言う。
すると一気に周りの視線がこちらを向くのが分かった。

『ああ、あの方ですの?』
『そうそう、リア様。』
『怖いわ。だってあの方の噂ったら……。』

ねえ、と口々に言う。

黒き神の娘だ……。



(うざったい……。)

リアが苛立ち始めた頃、突然視線が消えた。

何事かと皆が見ている方を見る。

言葉を失った。

黒の髪が光に当たってより一層心を捕らえた。
彼の纏う藍の衣装も彼の存在を際立たせていた。

彼の黒い瞳と目があった。

動けなかった。

目を逸らすことさえできなかった。

したくなかった。


この静かさは、まるで刻が止まってしまったかのよう……。

感想

感想はありません。

「暁 沙那」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス