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?不老不死の屍…?

[460]  亜樹  2006-09-12投稿
霧の立ち込めた、深い森の中に迷い込んでしまった若い男が居た。

男は、銀行強盗をして逃走の途中、峠の崖から転落したのだった。

「ひでぇ目に、会っちまった。計画は巧くいってたのにな。」

男が道無き道を、草木を押し分け進んで行くと、辺りは、スッカリ日が沈みかけて居た。
森の樹木が、光を遮るからだろうか。


男が、野宿を覚悟していた時、遠くに、僅かな光を見つけたのだった。

ありったけの力と勇気を振り絞り、光の方向へと向かった。

其処には、小さな家が建っていた。

窓には、カーテンも無く、中には、弱々しい老人が一人、ワインらしき物を呑んで居た。

「あいつ一人なら、襲えるな。周りは深い森の中だ。」

男は、扉を蹴破ろうとしたが、何故か老人がドアを開けて、優しくむかい入れたのだった。

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