悪魔の天使 (10)
リアを囲んでいた針子達が少し離れた。
「とてもお綺麗です。」
「本当。こんなに美しい方を放っておく男なんていませんよ。」
リアは先程とは違うドレスを身に纏っていた。
色は前のよりも少し濃いピンク。
腰はそれよりも濃いピンクのリボンで締められていた。
肩は出されており、少し肌寒い。
首には三重にサイズの違うネックレスがかけられた。
一番大きく変わったところは化粧だろう。
大して手は加えられていないが、唇にはほんのり赤い口紅を、頬は先程よりも色付かせた。
「ふーん。なかなか可愛いね。」
突然耳元で聞こえた声にリアは固まった。
「まあ、レクス様!」
「どうです?リア様。とてもお美しいと思いますが。」
針子達が一斉にレクスに問いかける。
「うん。前のと衣装は大して変わってないけど、綺麗だと思うよ?」
「っ……!
そんなことさらっと言わないで下さい!!」
リアは堪らず叫んだ。
その言葉をどう受け取ったのか、レクスはリアを自分の方に向かせて言った。
「本当に綺麗だよ。このまま連れ去って俺だけのものにしたいくらい。」
リアはその言葉に頬を朱に染めながら下を向くのだった。
「とてもお綺麗です。」
「本当。こんなに美しい方を放っておく男なんていませんよ。」
リアは先程とは違うドレスを身に纏っていた。
色は前のよりも少し濃いピンク。
腰はそれよりも濃いピンクのリボンで締められていた。
肩は出されており、少し肌寒い。
首には三重にサイズの違うネックレスがかけられた。
一番大きく変わったところは化粧だろう。
大して手は加えられていないが、唇にはほんのり赤い口紅を、頬は先程よりも色付かせた。
「ふーん。なかなか可愛いね。」
突然耳元で聞こえた声にリアは固まった。
「まあ、レクス様!」
「どうです?リア様。とてもお美しいと思いますが。」
針子達が一斉にレクスに問いかける。
「うん。前のと衣装は大して変わってないけど、綺麗だと思うよ?」
「っ……!
そんなことさらっと言わないで下さい!!」
リアは堪らず叫んだ。
その言葉をどう受け取ったのか、レクスはリアを自分の方に向かせて言った。
「本当に綺麗だよ。このまま連れ去って俺だけのものにしたいくらい。」
リアはその言葉に頬を朱に染めながら下を向くのだった。
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