さくら前線 13 〜喧嘩〜
たくさんの練習をしてきてついに本番。
体育館にはたくさんの人達がいる。
桜 「きっ…緊張してきたー!」
豪 「頑張れお姫様っ」
桜 「責任重大だよ〜」
そう言えば隼人はあの言葉を言った以来私に話しかけて来なくなった。
司会者 「これから1年B組による『ツンデレラ』の劇を始めます」
ライトが消えてステージ以外は暗くなる。
時間はすぎてついにクライマックス。
桜 「私…あなたに言いたいことがあったの…」
太一 「急にどうしたの?」
桜 「ずっとずっとあなたの事だけを考えてた。私…あなたの事が…」
途中、ふと目に止まるものが見えた。
それは…役を終え脚立に乗っているミノルくんだった…
ミノルくんの手には大きな紙が掲げられている。紙には…『隼人がピンチ』そう書かれていた。
隼人が?なんで?
紙が一枚めくられ『隼人死んじゃう』と書いてあった。
桜 「隼人っ!!」
私は叫んだ。観客はざわつく。クラスの子達は訳がわからない状態だ。
太一 「ちょっ…桜ちゃん!?」
ボソっと小声で言う太一くんを無視してステージを降りる。
委員長 「五十嵐さん?どこ行くの!?」
そう叫ぶ委員長の言葉さえも耳に入ってこなかった。
今、頭の中には隼人の事しか出てこない…
ミノル 「桜ちゃん!!」
ミノルくんがこっちに近づいてくる。
桜 「隼人は…隼人はどこ!?」
ミノル 「…心配なのは分かるけど行っちゃダメだよ。桜ちゃんまで巻き込んじゃう!」
桜 「それでもいい!隼人に会いたい!!」
ミノル 「……隼人は中庭にいるよ」
小さく呟いたミノルくんにお礼を言って中庭まで走った。
中庭につながる渡り廊下まで来るとものすごい叫び声というか雄叫びというかそれらしい声が聞こえた。
そこには血がたくさん出ている隼人がいた。
隼人の周りには3年生の男子が5人ほどいた。
3年 「1年のくせに髪染めてんじゃねぇーよ!!そのピアス引きちぎってやろーか?」
バキッ!!隼人が殴られ骨が折れるような音が響く…
桜 「隼…人?」
隼人は私がいるのに気づいたらしく…
隼人 「バカっ!!早く逃げろっ!!!」
すごく険しい顔で叫ぶ。
3年 「そんなにこの女が大事かぁ?じゃあこいつが傷つけば少しは反省するだろっ!!」
そう叫びながら私に殴りかかろうとしてきた。
すると後ろから力強く引っ張られ転びそうになったのを後ろで隼人が支え私を優しく抱き止める。隼人はその手に力をこめ…
隼人 「桜に手ぇ出そうとしたんだ死ぬ覚悟はできてるよなぁ!!!」
すごく低い声…ものすごい威圧感…
3年 「…チッ!次はゼッテェー殺すっ!!」
そう言い残して去っていった。
桜 「…3年生…いったよ?」
隼人 「…」
隼人は私を抱いた腕を離そうとはしなかった。
それよりかさらに腕に力を込めて抱きしめたー…。
体育館にはたくさんの人達がいる。
桜 「きっ…緊張してきたー!」
豪 「頑張れお姫様っ」
桜 「責任重大だよ〜」
そう言えば隼人はあの言葉を言った以来私に話しかけて来なくなった。
司会者 「これから1年B組による『ツンデレラ』の劇を始めます」
ライトが消えてステージ以外は暗くなる。
時間はすぎてついにクライマックス。
桜 「私…あなたに言いたいことがあったの…」
太一 「急にどうしたの?」
桜 「ずっとずっとあなたの事だけを考えてた。私…あなたの事が…」
途中、ふと目に止まるものが見えた。
それは…役を終え脚立に乗っているミノルくんだった…
ミノルくんの手には大きな紙が掲げられている。紙には…『隼人がピンチ』そう書かれていた。
隼人が?なんで?
紙が一枚めくられ『隼人死んじゃう』と書いてあった。
桜 「隼人っ!!」
私は叫んだ。観客はざわつく。クラスの子達は訳がわからない状態だ。
太一 「ちょっ…桜ちゃん!?」
ボソっと小声で言う太一くんを無視してステージを降りる。
委員長 「五十嵐さん?どこ行くの!?」
そう叫ぶ委員長の言葉さえも耳に入ってこなかった。
今、頭の中には隼人の事しか出てこない…
ミノル 「桜ちゃん!!」
ミノルくんがこっちに近づいてくる。
桜 「隼人は…隼人はどこ!?」
ミノル 「…心配なのは分かるけど行っちゃダメだよ。桜ちゃんまで巻き込んじゃう!」
桜 「それでもいい!隼人に会いたい!!」
ミノル 「……隼人は中庭にいるよ」
小さく呟いたミノルくんにお礼を言って中庭まで走った。
中庭につながる渡り廊下まで来るとものすごい叫び声というか雄叫びというかそれらしい声が聞こえた。
そこには血がたくさん出ている隼人がいた。
隼人の周りには3年生の男子が5人ほどいた。
3年 「1年のくせに髪染めてんじゃねぇーよ!!そのピアス引きちぎってやろーか?」
バキッ!!隼人が殴られ骨が折れるような音が響く…
桜 「隼…人?」
隼人は私がいるのに気づいたらしく…
隼人 「バカっ!!早く逃げろっ!!!」
すごく険しい顔で叫ぶ。
3年 「そんなにこの女が大事かぁ?じゃあこいつが傷つけば少しは反省するだろっ!!」
そう叫びながら私に殴りかかろうとしてきた。
すると後ろから力強く引っ張られ転びそうになったのを後ろで隼人が支え私を優しく抱き止める。隼人はその手に力をこめ…
隼人 「桜に手ぇ出そうとしたんだ死ぬ覚悟はできてるよなぁ!!!」
すごく低い声…ものすごい威圧感…
3年 「…チッ!次はゼッテェー殺すっ!!」
そう言い残して去っていった。
桜 「…3年生…いったよ?」
隼人 「…」
隼人は私を抱いた腕を離そうとはしなかった。
それよりかさらに腕に力を込めて抱きしめたー…。
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