携帯小説!(PC版)

RIO-3

[338] メシア 2011-07-30投稿
帰宅中。
水城君が巻き付けてくれたハンカチに血が滲む。
水城君にはいつも迷惑かけてるなぁ。

私の学校は中高一貫で私立だ。
今は中3。
あと3年はたえるようだ。
電車に乗る。
家まで一時間くらい。


電車の中で教室で配られたテキストに名前を書く。

『紫音りお。』

漢字ではりおは李将って書く。
私は将軍の将が可愛くないからひらがなで書く。

「李将ちゃん…?」

目の前の男子に話し掛けられる。

彼の顔を見る。

「やっぱり、李将だ!!」
誰だか思い出せない…

「もしかして、分かんない?俺が、」

「すいません、どちら様ですか?」

彼はショックを受けたようだ。

「全く、俺だよ!桜ノ牧将悟だよ!」

「えっ!将悟君!?」

こんなところで再会するなんて!!

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