ヤサシサ
偶然出会った交差点。
遠くからやってきた、あの頃と変わらない歩き方の影で気が付いた。
鼓動が高なって
視界がぼやけて
足が、口が、手が、震えた。
君に伝えたかった最後の
ありがとうとごめんねを
いつも 次会ったらって
胸に呟いてたはずなのに
やっぱり君をみつけると
頭が真っ白になって
世界に君と私しかいないみたいに
周りが見えなくなる。
君の瞳は 私をとらえた。
でも君は 私を通りすぎていった。
振り替えって、君の後ろ姿を
遠くなるまで見つめていたけど
君は 一度も 振り返らずに消えていった。
わかってるよ。
君の優しさに。
私がしたあの時の決断を無駄にしないために
君は 影で支えてくれていたんだよね。
気付いていたよ、
痛いほど身に染みて感じてた
君の優しさに。
私の決意をゆるがさないために
関係をなくしたことも、
わかってたよ。
君がいなきゃ
なにも始まらないってことを
君は知っていたかな。
君がいなかったら、私は決断もできなかったよ。
君がいなかったら、私は壊れてしまいそうだよ。
君は迷惑になるって その優しさを私に
与えてくれるけど、違うんだよ
君が 私に力を与えてくれるの
君がいてくれたから 立ち上がれたの。
君がいなきゃだめなの。
だからお願い愛しい人、
振り返って私を見つけて
感想
- 41374:ん〜素敵な作品です![2011-08-03]