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さくら前線 21 〜夜中のドキドキ〜

[365] うるは 2011-08-04投稿
エレベーターが閉まる瞬間に隼人が倒れた。

桜 「隼人!?」
私はエレベーターを開け隼人に駆け寄る。

留季 「私先生呼んでくる」
桜 「隼人!隼人!!」
隼人の息が荒い。

桜 「起きてよ隼人っ!」
恐怖と不安が全身を駆け巡る…。


しばらくすると緒方先生が来て隼人を病室に運んだ。

緒方 「38.5℃」
隼人は熱を出していた。 そして先生が隼人のふくらはぎを揉む。すると…
隼人 「いっ…!」
隼人の足が跳ね上がる。
緒方 「あ〜やっぱり。隼人くん立っているだけで足に激痛がはしってたでしょ?」

隼人 「…っ」
何も答えない隼人。

緒方 「でもすごいなぁ。この痛みは大人でも悲鳴をあげるのに。それでも少しでも長く彼女といたかったんだね」

桜 「え?」

隼人 「んなわけねぇーだろっ!」

太一 「またまた〜桜に夢中なくせに〜」

隼人 「うっせぇ!つーかお前ら帰れっ!」

友美 「しょうがないなぁ〜じゃあ帰ろっか」

桜 「わっ…私今晩隼人と一緒にいたい」

芽衣 「さっ…桜!?今爆弾発言を…」

ミノル 「だめだよ桜!危ないよ!!」

太一 「そーだよこんな野獣と二人っきりなんて!!」
隼人 「誰が野獣だ!!」

桜 「先生お願いします!」今は隼人と離れたくない…

緒方 「ん〜…他の先生に内緒たらいいよ」
意外にもOKしてくれた。
緒方 「さぁさぁみんなはもう帰んないとね。桜ちゃんは後でご両親に必ず連絡しとくんだよ」

桜 「はい」
そしてみんなは帰ってった。

隼人 「…親に連絡してこいよ」

桜 「別にいいよ…今日も仕事忙しくて家に帰ってきてないよ…」
親が家に帰ってこないのは正直寂しい…
そんな思いを察したのか隼人は私の手を掴んでベッドに座らせた。

隼人 「寝んぞ」

桜 「うん」
私達は眠りにおちた。


どれぐらいの時間がたっただろう。
私は体に異変を感じ目を覚ました。

桜 「ん…」
すると…隼人が私に腕枕をしてくれていた。
しかも隼人の顔が近い。寝息が聞こえるほどに!!
桜 「ぬわぁーー!!」
私はつい可愛くない叫び声をあげた。

隼人 「うっせぇなぁ…」
隼人がモゾモゾと動く。
桜 「ごっ…ごめん」

隼人 「…」

桜 「…隼人?怒っちゃった?」
すると隼人は私の腰に手を回し抱き寄せるようにして再び目を閉じたー…。

感想

  • 41382:ぬわぁ〜ってリアルだね!リアル感じが物語を彩られてますね[2011-08-05]
  • 41383:次が気になる(◎-◎;)《メシア》[2011-08-05]
  • 41386:こんなにもありがたいコメントありがとうございます!(>_<。) 自分もメシアさんの小説読んでます♪すごく面白くて毎日次の話が気になります!! ≪うるは≫[2011-08-05]

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