悪魔の天使 (18)
あれから三日が経った。
「何であなたがここにいるの?」
「しょうがないじゃん。叔母様の命令だよ?」
「う……。」
そう言われてはリアはなにも言えない。
ただ不機嫌そうな顔をするだけだった。
「あの子じゃ、エリーじゃ駄目なの?」
リアのその一言にレクスは眉を寄せる。
「エリーにも同じこと言われた。自分じゃ駄目なのかって。」
「返事は?」
「断った。…君ってこんな性格だっけ?」
「あら、知らなかったの?呆れて私なんかどうでも良くなってくれたかしら?」
嫌味をあえて笑顔で言う。
それを知ってか知らずかレクスはリアに余計近付いてきた。
そして髪を一房掬うと口づける。
「ううん。余計欲しくなった。」
「なっ……!」
気恥ずかしさに手を振り払おうとすると、反対にその手をとられる。
「覚えてる?」
「何を?」
「前世。」
「覚えてる訳ないでしょう?」
「…ふーん……。」
レクスはなにか意味深に相槌を打って手を離した。
座っていたベッドが軋む音がする。
それから執事が来るまで二人の間に会話はなかった。
「何であなたがここにいるの?」
「しょうがないじゃん。叔母様の命令だよ?」
「う……。」
そう言われてはリアはなにも言えない。
ただ不機嫌そうな顔をするだけだった。
「あの子じゃ、エリーじゃ駄目なの?」
リアのその一言にレクスは眉を寄せる。
「エリーにも同じこと言われた。自分じゃ駄目なのかって。」
「返事は?」
「断った。…君ってこんな性格だっけ?」
「あら、知らなかったの?呆れて私なんかどうでも良くなってくれたかしら?」
嫌味をあえて笑顔で言う。
それを知ってか知らずかレクスはリアに余計近付いてきた。
そして髪を一房掬うと口づける。
「ううん。余計欲しくなった。」
「なっ……!」
気恥ずかしさに手を振り払おうとすると、反対にその手をとられる。
「覚えてる?」
「何を?」
「前世。」
「覚えてる訳ないでしょう?」
「…ふーん……。」
レクスはなにか意味深に相槌を打って手を離した。
座っていたベッドが軋む音がする。
それから執事が来るまで二人の間に会話はなかった。
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