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RIO-27【present】

[322] メシア 2011-08-08投稿
花火が終わった。
春姫は電車で帰るようだから、永ちゃんが駅まで送っていってくれた。

「じゃあね、永ちゃん。今日は楽しかった♪」

「ちょっと待てよ、春姫!」

永ちゃんは春姫を呼び止めた。

「誕生日おめでとう。」

永ちゃんはポケットから小さな箱を出した。春姫はそれを受け取った。

「えへ、忘れてた!開けていい?」

永ちゃんは頷いた。
開けると可愛いネックレスだった。

「えー可愛い!!ありがとー!!」

嬉しいな♪

「気に入んなかったらどうしようかと思ったよ…。春姫が欲しいものわかんないしさ。」

春姫が欲しいものか…
永ちゃんの全部!!

「何か次に欲しいものあったら言って。不可能なことはなしだぞ。」

欲しいものね〜。

春姫は永ちゃんの耳元で囁いた。

永ちゃんはそれを聞いてかなり驚いた表情で春姫を見た。

「じゃあね、永ちゃん。ちゃんと考えといてね。」

春姫は永ちゃんから離れて電車に乗った。

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