さくら前線 23 〜来ないで〜
緒方先生から姫歌ちゃんの事を紹介してもらってから数日後。
あれから毎日のように隼人の病室にくる姫歌ちゃん。
そしてこの日、私は姫歌ちゃんに不安を覚えたー…。
姫歌 「そう言えば隼人くんって不良なの?」
隼人 「あ?」
姫歌 「だってぇ〜髪染めてるしピアスもたくさんつけてるし」
隼人 「別にどーだっていいだろ」
桜 「姫歌ちゃんはなんで入院してるの?」
姫歌 「私、昔から体弱くてちょっと前に倒れちゃったんだ」
桜 「えっ!大丈夫なの?」
姫歌 「うん。もう少ししたら退院だって」
桜 「そっか。よかったね」
姫歌 「桜ちゃんまたそれ触った」
桜 「え?」
姫歌 「ピアスだよ。さっきからずっと触ってるの」
桜 「そんなに触ってた?」
姫歌 「うん!前から気になってたんだけど桜ちゃんと隼人くんって同じピアス1コずつつけてるよね。もしかして〜二人恋人同士とか?」
桜 「そのもしかしてだよ」
姫歌 「え…」
さっきまでニコニコしていたのにいきなりその笑みを消した。
その反応に私は胸騒ぎがした。
桜 「…どうしたの?」
姫歌 「うっ…ううんなんでもない…今日はもう自分の病室に帰るね」
…なんだろう。うまく言えないけど胸の奥がもやもやしている。
嫌な予感がした。
私はその予感の正体を知っていた。
でもその事に気づくのが怖くて私はそれから目を背けた…
次の日、学校帰りにみんなで隼人のお見舞いに行った。
ドアをノックして中に入る。
桜 「隼人調子はどう?」
隼人 「大丈夫だ」
桜 「よかった!それと今日の授業のノートうつしとい…」
私はそこで言葉を切った。
ううん…正確には言葉が出てこなかった…
だってそこには…
姫歌 「あっ!桜ちゃんだ。お帰り〜」
姫歌ちゃんがいたから。
桜 「…っ」
姫歌 「後ろの人達は桜ちゃんの友達?」
桜 「…」
姫歌 「桜ちゃん?」
…なにやってんのよ
隼人は私の彼氏だって言ったでしょ?
それなのになんでそんなこと出来るの?
…なんで隼人の腕に抱きついてるの?
隼人も隼人だよ…なんで姫歌ちゃんの腕振り払わないの?
どうして姫歌ちゃんはそんなに幸せそうに笑うの?
お願いだからもう…
この病室に来ないでー…。
あれから毎日のように隼人の病室にくる姫歌ちゃん。
そしてこの日、私は姫歌ちゃんに不安を覚えたー…。
姫歌 「そう言えば隼人くんって不良なの?」
隼人 「あ?」
姫歌 「だってぇ〜髪染めてるしピアスもたくさんつけてるし」
隼人 「別にどーだっていいだろ」
桜 「姫歌ちゃんはなんで入院してるの?」
姫歌 「私、昔から体弱くてちょっと前に倒れちゃったんだ」
桜 「えっ!大丈夫なの?」
姫歌 「うん。もう少ししたら退院だって」
桜 「そっか。よかったね」
姫歌 「桜ちゃんまたそれ触った」
桜 「え?」
姫歌 「ピアスだよ。さっきからずっと触ってるの」
桜 「そんなに触ってた?」
姫歌 「うん!前から気になってたんだけど桜ちゃんと隼人くんって同じピアス1コずつつけてるよね。もしかして〜二人恋人同士とか?」
桜 「そのもしかしてだよ」
姫歌 「え…」
さっきまでニコニコしていたのにいきなりその笑みを消した。
その反応に私は胸騒ぎがした。
桜 「…どうしたの?」
姫歌 「うっ…ううんなんでもない…今日はもう自分の病室に帰るね」
…なんだろう。うまく言えないけど胸の奥がもやもやしている。
嫌な予感がした。
私はその予感の正体を知っていた。
でもその事に気づくのが怖くて私はそれから目を背けた…
次の日、学校帰りにみんなで隼人のお見舞いに行った。
ドアをノックして中に入る。
桜 「隼人調子はどう?」
隼人 「大丈夫だ」
桜 「よかった!それと今日の授業のノートうつしとい…」
私はそこで言葉を切った。
ううん…正確には言葉が出てこなかった…
だってそこには…
姫歌 「あっ!桜ちゃんだ。お帰り〜」
姫歌ちゃんがいたから。
桜 「…っ」
姫歌 「後ろの人達は桜ちゃんの友達?」
桜 「…」
姫歌 「桜ちゃん?」
…なにやってんのよ
隼人は私の彼氏だって言ったでしょ?
それなのになんでそんなこと出来るの?
…なんで隼人の腕に抱きついてるの?
隼人も隼人だよ…なんで姫歌ちゃんの腕振り払わないの?
どうして姫歌ちゃんはそんなに幸せそうに笑うの?
お願いだからもう…
この病室に来ないでー…。
感想
- 41396:う〜ん…嫉妬を正直に話せるか!頑張れぇ桜[2011-08-10]
- 41408:ライバル登場( ; ゜Д゜)[2011-08-13]
「うるは」の携帯小説
- さくら前線 28 〜微笑む天使〜
- さくら前線 27 〜君以外好きになれない〜
- さくら前線 26 〜バスケ部の先輩〜
- さくら前線 25 〜一人にしないで…〜
- さくら前線 24 〜遠ざかる隼人〜
- さくら前線 23 〜来ないで〜
- さくら前線 22 〜二人のピアス〜