携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> さくら前線 23 〜来ないで〜

さくら前線 23 〜来ないで〜

[344] うるは 2011-08-09投稿
緒方先生から姫歌ちゃんの事を紹介してもらってから数日後。
あれから毎日のように隼人の病室にくる姫歌ちゃん。

そしてこの日、私は姫歌ちゃんに不安を覚えたー…。

姫歌 「そう言えば隼人くんって不良なの?」

隼人 「あ?」

姫歌 「だってぇ〜髪染めてるしピアスもたくさんつけてるし」

隼人 「別にどーだっていいだろ」

桜 「姫歌ちゃんはなんで入院してるの?」

姫歌 「私、昔から体弱くてちょっと前に倒れちゃったんだ」

桜 「えっ!大丈夫なの?」
姫歌 「うん。もう少ししたら退院だって」

桜 「そっか。よかったね」
姫歌 「桜ちゃんまたそれ触った」

桜 「え?」

姫歌 「ピアスだよ。さっきからずっと触ってるの」
桜 「そんなに触ってた?」
姫歌 「うん!前から気になってたんだけど桜ちゃんと隼人くんって同じピアス1コずつつけてるよね。もしかして〜二人恋人同士とか?」

桜 「そのもしかしてだよ」
姫歌 「え…」
さっきまでニコニコしていたのにいきなりその笑みを消した。
その反応に私は胸騒ぎがした。

桜 「…どうしたの?」

姫歌 「うっ…ううんなんでもない…今日はもう自分の病室に帰るね」

…なんだろう。うまく言えないけど胸の奥がもやもやしている。

嫌な予感がした。

私はその予感の正体を知っていた。
でもその事に気づくのが怖くて私はそれから目を背けた…



次の日、学校帰りにみんなで隼人のお見舞いに行った。
ドアをノックして中に入る。

桜 「隼人調子はどう?」

隼人 「大丈夫だ」

桜 「よかった!それと今日の授業のノートうつしとい…」
私はそこで言葉を切った。
ううん…正確には言葉が出てこなかった…
だってそこには…

姫歌 「あっ!桜ちゃんだ。お帰り〜」
姫歌ちゃんがいたから。
桜 「…っ」

姫歌 「後ろの人達は桜ちゃんの友達?」

桜 「…」

姫歌 「桜ちゃん?」
…なにやってんのよ
隼人は私の彼氏だって言ったでしょ?
それなのになんでそんなこと出来るの?
…なんで隼人の腕に抱きついてるの?
隼人も隼人だよ…なんで姫歌ちゃんの腕振り払わないの?
どうして姫歌ちゃんはそんなに幸せそうに笑うの?

お願いだからもう…
この病室に来ないでー…。

感想

  • 41396:う〜ん…嫉妬を正直に話せるか!頑張れぇ桜[2011-08-10]
  • 41408:ライバル登場( ; ゜Д゜)[2011-08-13]

「うるは」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス