携帯小説!(PC版)

無題33

[312]  しま  2006-09-13投稿
「尚吾が言ってたよ。」         小さな嘘だけど罪悪感で、胸が痛くなった。「あ、あぁ・・・そうだね。」      「尚吾は迷惑だって。他に好きな人いるみたいだよ。」     迷惑は本当だもん。でも、好きな人いるってのは嘘。女の勘だけど、尚吾はまだサトルのことが好き。    「そ、そうなんだ。じゃ、俺完璧に振られたんだな。」     「まだ、尚吾のこと好きなの?」     「うん・・・。」  「じゃ、あたしが仲を取り持ってあげようか?」        とっさの嘘って怖い。取り持つ気なんてないのに。つづく

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