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ウジウジ恋話(2)

[279] Pipy 2011-08-22投稿


「「なっちゃん!!」」

なっちゃんは
高校で出来た友達で、同じ吹奏楽部。

「バンド…??」

「うん。まぁ…」

「そっか、頑張ってね!!色々♪」

なっちゃんはニヤけた顔で私の肩をポンと叩いた。

「色々って何をさ…」

わかってはいるけど、なんか恥ずかしい。

「わかってるクセに。ねー♪ミキっ!!」

「ねー♪」

ミキまで!!

「あのねぇ…私、気持ちはあっても告白とかしないし…それに…」

「あっ、彼氏からメール。」

聞いちゃいねーっ!!!

なっちゃんは彼氏とのメールに夢中になった。

「『私はアツに似合わない』って言うんでしょ。それだから駄目なんだよ。カナは…」

ミキは頬杖をつきながら呆れた顔で言った。

だって…本当だもん。

私は可愛い訳でも
頭が良い訳でもないし。

中学ん時だって、ほとんどメールのやりとりだけだったし。

「・・・・・・」

「カナー???」

「…へ??…ああ…ごめん。」

「アツの事、考えてた??」

図星…。

「アホッ!!」

「イテっ!!」

私は思いっきりミキを叩いた。

「さて、練習しよ!」

「絶対図星でしょ〜」

「うるさいなぁ。ジュースおごってやんない」

「ごめんなさい。」



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